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【予選レポート】ハミルトンが別次元のポール ホンダ勢はQ1敗退/F1オーストラリアGP

2018年03月24日(土)16:51 pm

2018年F1第1戦オーストラリアGPが3月24日(土)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km)で2日目を迎え、現地時間17時(日本時間15時)から行われた予選でメルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。通算73回目。

●【予選結果と画像】F1オーストラリアGP予選のタイム、順位、周回数

【予選Q1】
フリー走行3回目はウエットコンディションのもとで行われたものの、予選開始時には天候も改善しドライコンディションでセッションがスタートされることになった。

16分間で行われた予選Q1では、トップチーム勢が順当に上位につける中、フォース・インディア、ウィリアムズ、トロロッソ、ザウバーによるQ2進出争いが展開される。

最初のアタックでノックアウトゾーンとなる16番手以下に位置したトロロッソ・ホンダ勢はセッション終盤にQ2進出を狙うものの、ブレンドン・ハートレーはわずかに届かず16番手、ピエール・ガスリーもコースオフをするミスを犯して最下位に沈むという結果に終わってしまった。

天候回復を想定してウエットコンディションとなったフリー走行3回目で走行を行わなかったフォース・インディア勢がノックアウトゾーンを抜け出すと、ウィリアムズで2年目を迎えたランス・ストロールも14番手に順位アップしQ2進出を決めた。

Q1で予選を終えた16番手から20番手のドライバーは次の通り。16番手ブレンドン・ハートレー(トロロッソ)、17番手マーカス・エリクソン(ザウバー)、18番手シャルル・ルクレール(ザウバー)、19番手セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)、20番手ピエール・ガスリー(トロロッソ)

【予選Q2】
15分間で争われた予選Q2では、レッドブル勢だけがここに持ち込まれたドライタイヤの中では中間に位置するスーパーソフトタイヤでセッションに臨んだ。

最初のアタックではトップ10入りが確実視されていたハースのロマン・グロージャンのスピードがあまり伸びずに11番手どまり。3強チーム以外ではフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が7番手、カルロス・サインツ(ルノー)が8番手、ケビン・マグヌッセン(ハース)が9番手、ストフェル・バンドーン(マクラーレン)が10番手と、マクラーレン勢がこれまでのセッションに続いてトップ10圏内に食い込んだ。

だが、2回目のアタックが開始されるとやはり下馬評の高かったルノー勢、ハース勢がペースアップ。サインツが7番手、マグヌッセンが8番手、グロージャンが9番手、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が10番手に食い込み、マクラーレン勢はアロンソが11番手、バンドーンが12番手に落ち、今季初戦でのQ3進出はならなかった。

セッション終盤にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルがハミルトンをおさえてトップタイムをマーク。Q3でのポールポジション争いが面白くなりそうな予感を抱かせた。

Q2で予選を終えた11番手から15番手のドライバーは次の通り。11番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、12番手ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、13番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、14番手ランス・ストロール(ウィリアムズ)、15番手エステバン・オコン(フォース・インディア)。

【予選Q3】
12分間で行われる予選Q3だが、なんと最初のアタックに入ろうとしたメルセデスのバルテリ・ボッタスがターン2でコントロールを失ってタイヤバリアに激突するクラッシュが発生。これによりセッションは10分弱を残すこところで赤旗中断となる。

幸いボッタスにけがはなかったが、クルマは大きなダメージを負ってしまい、決勝に向けて大きな不安を残すこととなった。

セッション再開後最初のアタックではハミルトンが1分22秒051の暫定ポールタイムをマーク。これに100分の3秒差でベッテルが続き、以下マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ダニエル・リカルド(レッドブル)という順序となった。

今季初のポールポジションを決する最後のアタック合戦が開始されると、ここでハミルトンが暫定ポールタイムを大きく更新する1分21秒164をマーク。2番手に入ったライコネンに0.664秒もの大差をつけた。ハミルトンとのポール争いが期待されたベッテルは思ったほどタイムを短縮できず、ライコネンと100分の1秒差の3番手に終わった。

【予選Q3トップ10】
ポールポジション ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)
2番手 キミ・ライコネン(フェラーリ)
3番手 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
4番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
5番手 ダニエル・リカルド(レッドブル)
6番手 ケビン・マグヌッセン(ハース)
7番手 ロマン・グロージャン(ハース)
8番手 ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
9番手 カルロス・サインツ(ルノー)
10番手 バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)。

予選を5番手で終えたリカルドだが、フリー2で赤旗中に速度違反を犯したことにより決勝では3グリッド降格ペナルティーを受けることが決まっている。

F1オーストラリアGP決勝は、明日の日本時間14時10分にスタートする。

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