いよいよ開幕したF1オーストラリアGP。これまで冬のテストでは各チームは様々な事を試していたため真の実力は見えてこなかったが、開幕戦での初日の走行を終えて、かなりその実力差が見えてきた。
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■ロングランで見えた実力差
ロングランでも速さを見せたのはルイス・ハミルトン(メルセデス)だったが、僅差の戦いになり「興奮しているよ」と喜んでいる。
2番手のフェラーリはわずか0.1秒差、そしてレッドブルはさらに0.1秒しか離れておらず、3強の戦いは激しいものになりそうだ。
中団グループのトップは、ここでもハースだ。メルセデスAMGからは1.1秒差となっており、その差は大きい。
そのハースから0.1秒差がルノー、そしてさらに0.3秒差でフォース・インディアが続く。さらに0.1秒後方にはマクラーレン、そしてトロロッソ・ホンダとウィリアムズがその0.2秒後方におり、中団グループは0.7秒差の中で6チームが競っている。
マクラーレンは1周のタイムに比べるとロングランで苦戦しているようだ。
ザウバーはロングランでも離されており、ウィリアムズから0.7秒後方と苦戦必至だ。
■雨予報でタイヤ戦略も変わる
これらはドライタイヤでのペースだが、土曜日と日曜日は雨予報だ。フリー走行3回目は降水確率90%、予選は降水確率70%となっており、日曜日の決勝レースは降水確率30%だ。
もし予選をレインタイヤで走行し、決勝をドライでスタートする場合、ドライバーたちはスタート時のタイヤを自由に選ぶことができる。
■チーム別のレースペース
ドライバー/チーム | タイム差 |
1メルセデス | - |
2フェラーリ | +0.1 |
3レッドブル/タグホイヤー | +0.2 |
4ハース/フェラーリ | +1.1 |
5ルノー | +1.2 |
6フォース・インディア/メルセデス | +1.5 |
7マクラーレン/ルノー | +1.6 |
8トロロッソ/ホンダ | +1.8 |
9ウィリアムズ/メルセデス | +1.8 |
10ザウバー/フェラーリ | +2.5 |
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