いよいよ開幕したF1オーストラリアGP。これまで冬のテストでは各チームは様々な事を試していたため真の実力は見えてこなかったが、開幕戦での初日の走行を終えて、かなりその実力差が見えてきた。
●【チーム別トップ10】実力が見えてきた? チーム別のレースペース
■一発の速さ
予想通りメルセデスAMGがリードしたが、予想よりもその差は小さかった。初日のデータによると、トップ3チームの差はわずか0.283秒しかなく、2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はルイス・ハミルトン(メルセデス)から0.127秒差でしかなかった。
いつもとは違ってフェラーリのベストラップはキミ・ライコネンが出した。セバスチャン・ベッテルは「クルマが乗りにくい」と述べており、バランスを微調整することでタイムアップしてくるだろう。
また、ハミルトンはベストラップのアタック中に失敗していることから、まだまだタイムアップできるようだ。
4番目のチーム最有力候補と言われているのがハースだが、その実力は本物のようだ。ロマン・グロージャン(ハース)はフェラーリからわずか0.5秒落ちで、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ルノー)よりも0.5秒も速かった。予選Q3には楽々入ってくるだろう。
中断グループは0.8秒以内に、マクラーレン、ルノー、フォース・インディア、ウィリアムズ、トロロッソ・ホンダという順で混戦模様だ。
ザウバーはこの中団グループから0.9秒も離されて、マーカス・エリクソン(ザウバー)は明らかに失望しているようだ。
■【チーム別トップ10】ウルトラソフトでのベストラップ
順位 | ドライバー/チーム | タイム/差 | タイヤ |
1 | 44L.ハミルトン メルセデス |
1:23.931- | ●U |
2 | 33M.フェルスタッペン レッドブル/タグホイヤー |
1:24.058+0.127 | ●U |
3 | 7K.ライコネン フェラーリ |
1:24.214+0.283 | ●U |
4 | 8R.グロージャン ハース/フェラーリ |
1:24.648+0.717 | ●U |
5 | 14F.アロンソ マクラーレン/ルノー |
1:25.200+1.269 | ●U |
6 | 55C.サインツ ルノー |
1:25.390+1.459 | ●U |
7 | 11S.ペレス フォース・インディア/メルセデス |
1:25.413+1.482 | ●U |
8 | 18L.ストロール ウィリアムズ/メルセデス |
1:25.543+1.612 | ●U |
9 | 28B.ハートレイ トロロッソ/ホンダ |
1:25.925+1.994 | ●U |
10 | 9M.エリクソン ザウバー/フェラーリ |
1:26.814+2.883 | ●U |
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