2017年シーズンを最後にF1ドライバーとしてのキャリアを終えたフェリペ・マッサが、今年もメルセデスAMGが勝つ可能性が高いだろうと語った。
■今季は3強チームが三つどもえの戦いを展開?
バルセロナで合計8日間にわたって行われたシーズン前テストではメルセデスAMGは今季から導入される最も軟らかいハイパーソフトタイヤを全く使用しないなど、あまり本当の手の内を見せずに終わっていた。
一方、メルセデスAMGにとって最大のライバルであるフェラーリやレッドブルは予選シミュレーションなども積極的に実施し、かなりうまくクルマを仕上げてきていることを示していた。
こうしたことから、今年はメルセデスAMGとフェラーリやレッドブルの差がかなり縮まり、これまで以上の接戦となりそうだと見ている者も少なくないようだ。
■今季もメルセデスの勝利を予想するマッサ
ザウバー、フェラーリ、ウィリアムズの3チームでトータル15シーズンを戦ったマッサは、イタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』に次のように語った。
「そうなればいいだろうね。だけど、僕はそうはならないんじゃないかと思っているよ」
「シーズン前にはいろんなことが言われるけれど、実際のレースは違うんだ。それに、今のところメルセデスAMGは何も手の内を見せていないしね」
「もし自分がメルセデスAMGにいてあれほど多く勝利を重ねれば、タイトル獲得候補から外れるようなわけにはいかないよ」
そう語ったマッサは、ほほ笑みを浮かべながら次のように付け加えた。
「それに(ルイス)ハミルトンや(バルテリ)ボッタスの顔を見れば、彼らがものすごく満足していることが分かるよ。ドライバーはそれをうまく隠すことができないものなんだ」
■フェラーリには「何かが足りない」
一方、かつて2006年から2013年まで8年間を過ごしたフェラーリについて尋ねられたマッサは次のように答えている。
「まだ何かが足りないね」