マクラーレンがF1開幕戦オーストラリアGPで、イギリスのライフスタイルブランド『GANDYS(ガンディーズ)』と組み、100%寄付の限定ビーチサンダル『HALO(ヘイロー)エディション』を発売する。
■津波で両親を失った兄弟が設立、孤児のための学校も
『GANDYS(ガンディーズ)』は、2004年12月のスマトラ島沖地震の津波で両親を失ったロブ&ポール兄弟が2012年に設立したブランドで、2014年にはスリランカの慈善団体『Orphans For Orphans foundation(孤児による孤児のための財団)』を設立して、孤児たちの学校などへ利益の10%を寄付している。2016年には男性用と女性用のウェアを発売。2017年にはアフリカ南東部に位置するマラウイ共和国に2つ目の学校を設立し、今後世界中で開校していく予定だ。
■HALOはビーチサンダルと言われてきたが・・・
これまで頭部保護装置『HALO(ヘイロー)』は、その形が「ビーチサンダルのようだ」と例えられてきたが、マクラーレンはその形を利用した最初のブランディングを『GANDYS(ガンディーズ)』と発表することになった。
■全額寄付『HALO(ヘイロー)エディション』
マクラーレンと『GANDYS(ガンディーズ)』は、この『HALO(ヘイロー)エディション』の利益100%を『Orphans For Orphans foundation(孤児による孤児のための財団)』に寄付するといい、ロンドンの『GANDYS』店、gandyslondon.comおよびmclarenstore.comで入手可能だという。
■ジョン・アラート(マクラーレン・チーフマーケティングオフィサー)
「ロブとポール、そして『GANDYS(ガンディーズ)』がオーストラリアGPで私たちに加わってくれて喜んでいます。MCL33のHALOにロゴを掲載することはブランディングの観点から完ぺきなものではありませんが、彼らの慈善団体が危機にさらされている人たちに安全に保護する環境を提供するというコミットメントを伝える良い機会となります」
「両ブランドのコラボ限定版製品は、利益の100%を『Orphans For Orphans foundation(孤児による孤児のための財団)』に寄付します。マクラーレンにとっては非常に価値のあることになります」
「メルボルンの美しいセント・キルダビーチに隣接するサーキットで紹介できることは、『GANDYS(ガンディーズ)』を国際的なステージで紹介するのは最高の機会のように感じました」
■GANDYS共同創業者ロブ・フォルカン「HALOでも命が助かることを願いたい」
「マクラーレンがこのアイデアを持ってきた時、すごく興奮しました。このブランドが作られた時、ポールはメルボルンに住んでいたのです。そして彼の誕生日にGANDYSのアイデアを話して驚かせたんですよ。彼にイギリスに戻ってブランドを始めようと説得して後、また戻るなんて本当に興奮しています。メルボルンに戻るのはそれ以来初めてなので、繋がったと感じるのは最高の気分です!」
「GANDYSブランドをHALOに表示することで、『Orphans For Orphans foundation(孤児による孤児のための財団)』のメッセージを強く発信できる助けになります。危機に瀕している子どもたちを保護し、刺激的な環境を創り出します。ドライバーの安全とGANDYSの素晴らしいステップとなります」
「GANDYSを始めた時は少数の子どもたちを助ける小さな仕事から始めました。今、私たちは世界中の傷ついた子どもたちを助けています。私たちは1つの命を救うことから始めることで、より大きなインパクトを持つことを知っているので、HALOがF1に同様の影響を与えることを願っています」
「個人的にF1とマクラーレンの大ファンなので、これは単純にあまりにも素晴らしい機会です。次の週末、メルボルンでフェルナンド、ストフェル、そしてチームを見るのが待ちきれません」。