メルセデスAMGを率いるエグゼクティブディレクターのトト・ヴォルフが、ルイス・ハミルトンと行っている2019年以降の契約締結に向けた交渉について語った。
■ハミルトンの契約が不調に終わる可能性も?
今シーズンでメルセデスAMGとの現在の契約が満期を迎えるハミルトンだが、少し前には今週末に行われる今季のF1開幕戦オーストラリアGP(25日決勝)までには新契約締結にまで至りそうだと報じられていた。
だが、最近になってハミルトンが契約締結に向けた交渉が長引いていることを示唆。F1関係者の中には、まだハミルトンが2019年にフェラーリに移籍する可能性もあるのではないかと考えている者もいるようだ。
■論理的結論はハミルトン残留
現在のハミルトンとの交渉はいつごろまとまりそうかと尋ねられたヴォルフは、母国オーストリアの『APA通信』に次のように答えた。
「数日、あるいは数週間かかるかもしれない」
「だが、論理的な結論は、彼は我々のところにとどまるということだ」
■論点は契約期間?
現在ハミルトンとヴォルフは契約書に記載される契約期間などの詳細部分についてお互いの考えを主張し合っており、それが正式合意が遅れている原因となっていると見られている。
「我々は間違いのない形にしたいと思っているし、その詳細部分に関してなんだ」
現在の交渉状況についてそう語ったヴォルフは次のように付け加えた。
「これはルイスにとって最後から2番目、あるいは最後の契約になるかもしれない。だから問題はあとどれくらいやるかということなんだ。だけど、私はまとまるだろうとすごく楽観的に考えているよ」