トロロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・キーが、ホンダが昨年から大きな進歩を見せた背景には高い“自由度”を提供したことがあったのは確かだとの見解を示した。
キーは、ホンダとのパートナーシップに関してドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。
「我々は彼らにこう言ったんだ。“あなた方のエンジンに必要なことは何でもやってくれ。シャシーに関しては心配はいらない。もし少し重量やサイズが増えることになってもなんとかする”とね」
「我々はただ彼らにプレッシャーをかけたくなかったんだ」
キーは、そうしたアプローチで取り組んだことがバルセロナで行われたシーズン前公式テストで見られたような信頼性とドライバビリティの改善という結果につながったのだと続け、次のように付け加えた。
「ルノーがどれほどよくなったのかは分からない。だが、我々は(ルノーPUを搭載していた)昨年慣れ親しんでいたものと大きな違いはないよ」
「私は、昨年言われていた差は少しばかり大げさなものだったと思っている」