F1モータースポーツ責任者を務めるロス・ブラウンが、今後F1マシンの重量をもっと減らすことが必要だと考えていることを明かした。
2017年に導入されたF1マシンの新技術ルールにより、昨年からF1カーのラップタイムが非常に短縮されているのは事実だ。
だが、ウィリアムズの技術トップであるパディ・ロウや、今年同チームのリザーブドライバーを務めることになったロバート・クビサなどは現行F1マシンはあまりにも重すぎ、これはF1にとってあまりよいことではないと主張している。
こうした声があることについて意見を求められたブラウンは、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように答えた。
「クルマの重量は減らされることになるだろう」
「クルマが重くなればなるほどタイヤの摩耗も大きくなるし、燃料も食ってしまうからね」
「ハイブリッド技術を使っているということかれすれば、500kgまで戻すというのは現実的ではないだろう。だが、現在の733kgというのは重すぎるよ」
かつてフェラーリが黄金時代を築いた時期に同チームの技術責任者を務めていたブラウンはそう語ると、次のように付け加えた。
「それでは(市販車ベースの)スポーツカーとそれほど変わらないからね」