ハースでは、今シーズンは若手ドライバーを金曜フリー走行1回目に起用することは原則として考えていないようだ。
ハースは昨年、フェラーリの育成ドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィにシーズン中盤以降合計7レースで金曜フリー走行1回目を担当させていた。
だがハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは昨年の12月に、ジョビナッツィにフリー走行を担当させたことによるメリットはほとんどなかったと次のように語っていた。
「それがどれほどマイナスだったかは言えないが、プラスになるようなものではなかったよ」
そのシュタイナーは最近、今季金曜フリー走行を誰か若手ドライバーに担当させるという計画はあるかと質問されるとデンマークの『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』に次のように語った。
「現時点では、そういう計画はない」
「シーズン後半に1回だけそうするというようなことはあるかもしれない。だが、昨年と同じようなことは何も計画していないよ」
2016年にF1参戦を開始したアメリカンチームのハースだが、3年目を迎える今年はバルセロナで行われた公式シーズン前テストでは予想以上のパフォーマンスを示してみせた。
2016年と2017年はいずれもコンストラクターズランキング8位に位置したハースだが、今年は一気にランキング4位争いに食い込んでくる可能性もあると考えられている。