元F1ドライバーのアレックス・ブルツが、フェラーリのキミ・ライコネンが来年もフェラーリでレースを続ける可能性もあると語った。
フェラーリの事実上のナンバー1ドライバーだと見なされているセバスチャン・ベッテルは2020年まで複数年契約を結んでいるが、ライコネンはここ数年は1年契約を更新する形となっている。
現在38歳の現役最年長F1ドライバーであるライコネンに関しては、今年が最後のシーズンになるだろうと考えているF1関係者も少なくないようだ。
だが現在もF1ドライバーによる任意団体であるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の会長を務める44歳のブルツは次のように語った。
「僕は、彼がいったいいくつ命を持っているのだろうかと不思議に思っているよ」
「よく、猫は命を9つ持っていると言われるけれど、キミは12あるいはそれ以上持っているかもしれないね」
ブルツがコメントで引用したのは英語圏で使われる『A cat has nine lives』ということわざだ。直訳すれば「猫には命が9つある」となるが、要は「なかなか死なない、しぶとい」というような意味となる。
ブルツは次のように締めくくっている。
「結局のところ、ドライバーの年齢はストップウォッチでは測れないんだ。だから、もしフェラーリが今のラインアップによって最大限の結果が得られているのだと納得すれば、彼が来年もとどまることはありえるだろうね」