プレシーズンテスト2の3日目は、朝方に晴れ間もあったが、昼頃には曇りとなり、午後再び日差しが強まるコンディションで行われた。
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この日のトロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーが走行を担当。午前9時のテスト開始とともにコースインし、精力的にテストプログラムが行われた。
ランチブレイク前には予選アタックのプログラムを実施し、1分18秒758のタイムでチームのベストラップを更新。テスト前半は67周を走行した。
午後2時からの後半は、レースディスタンスを想定したプログラムなどを行った。最終的にはベストラップを1分18秒363に縮め、102周を走行した。
トータルでは169周を走行し、ここまでのテストでチーム最長の周回をノートラブルで走り切っている。
テスト2は、明日9日が最終日となり、4日間の日程を終了する。
■ジェームズ・キー(トロロッソ、テクニカルディレクター)
ドライバー:ピエール・ガスリー
カタルニア・サーキット(スペイン・バルセロナ) 全長:4.655km
周回数: 169周
ベストラップタイム:1分18秒363
「ガスリーにとってもチームにとってもタフな一日だったと思いますが、169周を走り切ることができてよかったです。この周回数は、現在のPUレギュレーションになって以降、プレシーズンテスト中のチーム最長記録になります。
午前中はマシンのセットアップに少し手こずりましたが、午後にはそれも解決できました。午前中は、少ない燃料でよりソフトなタイヤを使い、ショートランのテスト、そして、午後はさまざまなレースランのテストを行いました。
燃料を多く積んでのロングランでは、マシンのセットアップで大きく進歩することができ、ガスリーにとっても得るものが多かったと思います。
さらに終盤は、午前中に得たセットアップをさらに進歩させるべく、再びショートランを行いました。
シーズン開幕に向けてピットストップの練習を行えたことも、ピットクルーにとっては重要です。
ガスリーにとってのテスト最終日は、予定していた周回やプログラムをこなすことができて非常に実りあるものでしたし、テスト結果から多くを学ぶことができました。明日のハートレーの走行も同じように充実したものにしたいです」。
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