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【動画・高画質画像】日産、フォーミュラEマシンのカラーリングを公開 2018年12月から参戦

2018年03月07日(水)5:37 am

日産は6日、ジュネーブモーターショーにおいて、2018年12月より『ABB FIAフォーミュラE選手権』に参戦するマシンのカラーリングコンセプトを初公開した。昨年の東京モーターショーでは、2018年12月に始まる『シーズン5』より、フォーミュラE選手権に参戦すると発表していた。

■日本担当のカラーリング“電動の鳥が超音速で飛んでいる”

今回公開したフォーミュラEマシンのカラーリングは、日本にある日産グローバルデザイン本部が担当したという。

日産のグローバルデザインを担当する専務執行役員アルフォンソ アルバイサは、次のように述べた。

「デザインチームは、シーズン5用のフォーミュラEマシンを一目見て、あたかも“電動の鳥が超音速で飛んでいるようだ”、と感じました。

“空気抵抗と重力から自由になる”というデザインコンセプトは、この第一印象から生まれています。

フォーミュラEのマシンは実際非常に静かで、それでいて爆発的なスピードを出します。

そのため、カラーデザインをする際に、“ドップラー効果”に留意したのは自然な成り行きでした。このドップラー効果の超音波パルスと、ソニックブームから発せられるパワーのコンビネーションは、日産のフォーミュラE参戦をより勢いづけています」。

■フォーミュラEは日産にとって最適

なお、今回の新型マシンは新しいパワートレインのパッケージを採用したことで、さらなる『パワーと航続距離』を実現しており、シーズン4まで行われていたレース中の車両交換の必要がなくなる。

日産のチーフ・パフォーマンス・オフィサー(CPO)であるホセ・ムニョスは、次のよう述べた。

「これまでに、『日産リーフ』は世界中で累計40億キロ以上をゼロ・エミッションで走行しました。日産は電気自動車の先駆者であることに誇りを持ち、そして今、これまで培ってきた知見をモータースポーツに活かしたいと考えています。

日産にとってフォーミュラEは、EV技術の重要な開発プラットフォームの一つであり、世界の主要都市の中心部でレースができることから、『ニッサン・インテリジェント・モビリティ』を紹介するのに最適のクルマと言えるでしょう」。

『ニッサン・インテリジェント・モビリティ』とは、クルマがエネルギーをどのように使い、どのように走るのか、そして社会とどのようにつながっていくのか、ということを再定義するための日産のアプローチだ。

■最強チーム、ルノーの経験を活用

カラーリングコンセプトを公開した日産のフォーミュラEマシンはレースデビューに備え、これまで数か月にわたり、新しい技術パッケージの開発を進めてきている。

日産のグローバルモータースポーツダイレクターのマイケル・カルカモは、次のように述べた。

「日産は、電気自動車技術に関する多くの知見を市販車だけでなく、レースの世界にも投入していきます。フォーミュラE選手権の競争レベルは高まり続けており、私たちはフォーミュラEならではの様々な開発上のチャレンジも楽しみにしています。日産は他のメーカーと同様に、シーズン5から一新されるマシン、バッテリー、パワートレインのパッケージで参戦します」。

日産は、競争力向上のためにコラボレーションとシナジーの最大化に重点を置く『ルノー・日産自動車・三菱自動車』のアライアンスを活用し、ルノーのこれまでの知見と技術を活用するべく取り組んでいる。

フォーミュラE選手権のシーズン5は、香港、ベルリン、チューリッヒ、ローマ、ニューヨークなど世界の主要都市で開催される予定だ。

日産はフォーミュラE参戦に向け、ドライバーや技術パートナー、マーケティングパートナーなどに関する詳細を今年後半に発表する予定だ。

■高画質画像

■カラーリング紹介ムービー(20秒)

■発表会での紹介ムービー(51秒)

■短編:日産、フォーミュラEをお披露目(25秒)

■長編:日産によるカンファレンス(14分30秒からフォーミュラEをお披露目)

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