F1プレシーズンテスト4日目がスペインのバルセロナサーキットで行われた。前日は降雪と低気温によりほとんど走行不可能な状態だったが、この日の朝はウェットタイヤ、そして午後はドライタイヤで走行できるまでにコースは改善した。
最初の4日間のテストを終え、ホンダF1 テクニカルディレクターの田辺豊治は次のように振り返った。
■トロロッソ・ホンダのテスト結果
合計周回数(4日間):324周
合計走行距離(4日間):1,508km
ブレンドン・ハートレイの周回数:95周
ブレンドン・ハートレイの走行距離:442km
ピエール・ガスリーの周回数:229周
ピエール・ガスリーの走行距離:1,066km
■田辺豊治(Honda F1 テクニカルディレクター)
「朝方までの雨により、ウエットコンディションで始まったテスト4日目ですが、徐々に状況が改善し、昼ごろからドライ走行が可能になりました。これまでよりも気温が上昇し、4日目にしてようやくテストに適したコンディションで走行することができたという印象です。
ガスリー選手の堅実な走りもあり、4日間で最多の合計147周を走行し、チームにとってはとても生産的な一日になりました。
ドライコンディションでのPU機能確認とセッティングの熟成に加え、ロングランを行い、レースに向けて有用なデータを得ることもできました。
今日でテスト1が終了となりますが、4日間、予定していたスケジュールをトラブルフリーでほぼ消化できたことに満足しています。
また、レッドブル・トロロッソ・ホンダにとって大切な最初のテストを、いいかたちで終えることができました。この後は休む間もなく来週のテスト2に向けた準備を始めますが、万全の体制で臨みたいと考えています」