NEXT...F1開催スケジュール

【トロロッソ・ホンダ】ジェームス・キー「走行距離を伸ばす計画はホンダにとっても成功。新しいアイデアが浮かんだ」

2018年03月02日(金)8:44 am

F1プレシーズンテスト4日目がスペインのバルセロナサーキットで行われた。前日は降雪と低気温によりほとんど走行不可能な状態だったが、この日の朝はウエットタイヤ、そして午後はドライタイヤで走行できるまでにコースは改善した。

●【F1テスト4日目・最高速一覧表】トロロッソ・ホンダ、最高速でメルセデスに並ぶ/スピードトラップ

最初の4日間のテストを終え、ジェームズ・キー(トロロッソ、テクニカルディレクター)は次のように振り返った。

■トロロッソ・ホンダのテスト結果
合計周回数(4日間):324周
合計走行距離(4日間):1,508km
ブレンドン・ハートレイの周回数:95周
ブレンドン・ハートレイの走行距離:442km
ピエール・ガスリーの周回数:229周
ピエール・ガスリーの走行距離:1,066km

■ジェームズ・キー(トロロッソ、テクニカルディレクター)

「午前中はウエットコンディションで、ドライになるまで時間がかかりましたが、ランチタイムを終えるころに急速に路面が乾き、午後は通常の走行ができてよかったです。

午前中はピエールがウエット下でのテストができ、インターミディエイトタイヤを試せたので、タイヤの挙動やセットアップへの影響を理解することができました。その中でいくつかマシンを進歩させるアイデアも浮かび、ピエールもウエットでの挙動に満足しているようでした。

午後のプランは、来週に向けた準備として、基本となるセットアップの指標を設定することでした。基本的なテストプログラムを通じて、来週以降に向けた有効な方向性を確認することができました。

やや回復したトラックコンディションの下で、終盤には何本かロングランを行い、長距離でのマシンやタイヤの感触を確かめることができましたし、そういった意味で今日はいい一日だったと思います。

来週には新たなアイテムも届くので、次回のテストではマシンのパフォーマンスの細かい部分にまで焦点を当てていきます。

我々の、走行距離を伸ばしていこうという計画はうまくいきました。また、ホンダにとっても素晴らしいテストになったと思います。彼らは、自分たちの開発と、我々との共同作業の両方で多くの準備を行い、新型のエンジンをここに持ち込んでくれました。このテストでパワーユニット側の問題が全く起きなかったというのは素晴らしい結果ですし、これまで我々が行ってきたウインターテストでは初めての経験です。

おそらくホンダにとって今日の147周という走行距離は、2014年のF1復帰以降の最長の記録ではないかと思います。そのおかげで実質3日間のテストを効果的に行うことができましたし、これは素晴らしい成果です」

●【F1テスト4日目・最高速一覧表】トロロッソ・ホンダ、最高速でメルセデスに並ぶ/スピードトラップ
●【F1テスト4日目・周回数一覧表】トロロッソ・ホンダが最多周回数!
●【F1テスト4日目:タイム一覧表】トロロッソ・ホンダ、タイムは出さず走行距離を伸ばす
●【F1テスト4日目】ホンダ最多周回!マクラーレンは昨年より1秒以上速く・・・しかしタイヤは?
●【トロロッソ・ホンダ】ガスリー「レース距離の2倍以上走った!ホンダエンジンの信頼性は素晴らしいし満足」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック