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【F1テスト4日目】ホンダ最多周回!マクラーレンは昨年より1秒以上速く・・・しかしタイヤは?

2018年03月02日(金)4:31 am

F1プレシーズンテスト4日目がスペインのバルセロナサーキットで行われた。前日は降雪と低気温によりほとんど走行不可能な状態だったが、この日の朝はウェットタイヤ、そして午後はドライタイヤで走行できるまでにコースは改善した。

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この日のみならず4日間通しての最速タイムとなる1分19.333秒をミディアムタイヤ(ホワイト)で記録したのは王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)。午後から走って69周を走行した。バルテリ・ボッタス(メルセデス)は60周を走行している。速さと安定性はさすがチャンピオンチームだ。

■マクラーレン・ルノー、昨年より1秒以上速く

2番手には1分19.854秒を記録し、110周を走破したストフェル・バンドーン(マクラーレン・ルノー)が飛び込んできた。マクラーレンは昨年の同テストで1分22秒台、5月のF1スペインGP予選でも1分21.048秒(マクラーレン・ホンダ、フェルナンド・アロンソ)だったことを考えると、その実力は1秒以上も上がったことになる。

「ホンダからルノーへスイッチするだけで1秒速くなる」と述べていたマクラーレンだったが、速くなったことは間違いないようだ。しかし、この日のタイムは最も軟らかいハイパーソフトタイヤ(ピンク)でのタイム。ハミルトンが使用したミディアムタイヤより4段階もグリップ力が高いタイヤだ。メルセデスやフェラーリが同じハイパーソフトタイヤを履いた時にどのくらいのタイムが出るのかは来週のテスト、または開幕戦で見えてくるだろう。

3番手には1分20.241秒で120周を走り込んだセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。4番手にはケビン・マグヌッセン(ハース)が入り、5番手にはフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ルノー)が入った。前日の降雪により走れなかったアロンソは午後の数時間だけ急きょ走行し、レース距離に近い51周を走ってスーパーソフトタイヤ(レッド)で1分20.929秒を記録した。

6番手はカルロス・サインツ(ルノー)、7番手はランス・ストロール(ウィリアムズ)、8番手はセルジオ・ペレス(フォース・インディア)だ。

9番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が入ったが、グラベルに捕まり赤旗中断の原因を作ってしまうなど、35周しか走行できなかった。

■トロロッソ・ホンダ、順調に走行

そして10番手にはピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)が入った。ガスリーはこの日の最多周回数となる147周を走行し、スーパーソフトタイヤ(レッド)で1分22.134秒をマークした。ホンダの信頼性はこの日も問題ないようだ。あとは後半のテストでどの程度の速さを見せてくれるのかに注目したい。

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