NEXT...F1開催スケジュール

【マクラーレン】テスト初日にトラブル発生も今の状態には“満足”

2018年02月27日(火)16:51 pm

26日(月)からバルセロナにおいて2018年のF1公式シーズン前テストがスタートしたが、マクラーレンが初日に起きたトラブルについては心配する必要はないと主張した。

俗に“冬のテスト”とも呼ばれるバルセロナでのテストは、かなり気温も低い状態となることもあって本当に各チームのマシンの能力が完全にそこで明らかになるわけではない。

だが、昨年は信頼性とパフォーマンスに大きな問題を抱えていたホンダPU(パワーユニット)が今年のテスト初日には非常に高い信頼性を発揮し、ブレンドン・ハートレイ(トロロッソ)がトータル93周を行い、全体で8番手となるタイムを刻むなど非常に順調なスタートを切ることができている。

■右リアホイールが脱落したマクラーレン

一方、そのホンダと昨年限りで関係を解消し、今年からルノーPUに替えたマクラーレンはテスト開始早々にトラブルを抱えるという展開となってしまった。

初日のテストを担当したフェルナンド・アロンソが走行を開始して間もなく、マクラーレンの2018年型車MCL33の右リアホイールがはずれてしまうというあまり考えられないような問題が発生してしまったのだ。

だが、アロンソは記者たちに対して笑いながら次のように語った。

「みなさんにとってはよかったね。いいネタができたでしょ」

アロンソは、今回のホイール脱落は小さな問題にすぎず、全体的にはルノーPUを搭載した2018年型車はかなりいい状態にあると主張している。

■自分たちの状態には満足だとザック・ブラウン

エグゼクティブディレクターとしてマクラーレンを率いるザック・ブラウンも、今回のトラブルは取るに足らないことだと次のように語った。

「F1チームの中でトラブルを抱えずにすむチームなどないと私は思っているよ」

「過去何年間かを振り返ってみても、まったく問題が起きないシーズンにすることなど事実上は不可能なんだ」

「我々もホンダとトロロッソの健闘を祈りたいと思う。だが、我々も自分たちのプログラムに集中している。そして自分たちの進歩には非常に満足しているよ」

ブラウンはさらに、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)がエンジンメーカーに対して、顧客チームにも同じ品質のPUを供給する必要があり、それはソフトウエアに関しても同じであると明確化したことを称賛し、次のように付け加えている。

「我々はこれまでもルノーが顧客に平等なものを供給するはずだと信頼してきた。これまでも心配をしたことなど決してなかったが、FIAがそれを明確にしたことはうれしく思うよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック