アゼルバイジャン政府関係者が現在の契約条件では2021年以降もF1アゼルバイジャンGPの開催契約を延長することは難しいだろうとの見解を示した。
2016年にF1ヨーロッパGPという名称でF1レースを初開催したアゼルバイジャンだが、当時のF1最高責任者バーニー・エクレストンとの間で2020年まで5年間の開催契約を結んでいた。
だが、アゼルバイジャンのスポーツ担当大臣であるアザド・ラヒモフは、4月29日に決勝が予定されている今年のF1アゼルバイジャンGPが終わったあとで昨年からF1の新オーナーとなったリバティ・メディアと今後の契約条件についての話し合いを行うことになると示唆している。
「グランプリが終わってから3か月以内に、我々はF1のリーダーたちに2025年までさらに5年間契約を延長するかどうか回答しなくてはならない」
『Tass(タス通信)』にそう語ったラヒモフは次のように続けた。
「誰もが、現在の契約は受け入れられるものではないと理解している。F1の新執行メンバーたちも同様の考えだと私は思っているよ」
「我々が問題にしているのは、多くの商業的条件、スポンサー権利、そして我々が支払う代金(開催権料)などだ」
そう主張したラヒモフは次のように付け加えた。
「だが、私は、自分たちもF1のリーダーたちもここにレースを残すことを望んでいると思っているよ」