レッドブルのダニエル・リカルドが、今年は母国オーストラリアで行われる2018年F1開幕戦からすぐに表彰台を狙っていけるだろうと語った。
■19日に新車発表を行うレッドブル
これまで、レッドブルは伝統的に新車を公開するタイミングをできるだけ遅らせ、その間も可能な限りの開発を行ってきていたことが知られている。
だが、2018年シーズンを迎えるにあたってレッドブルではそのやり方を変え、今年はシーズン前公式テスト開始のちょうど1週間前にあたる19日(月)に2018年型車を公開することを明らかにしている。これは現時点ではウィリアムズに次いで2番目に早い新車公開となる。
2017年にはシャシー関連の技術レギュレーションが大きく変わったということもあったが、今年はそれほど大きなルール変更はない。このためレッドブルとしても昨年終盤に得られたいい感触をベースにいつもより早期に新車の準備をすることが可能な状況にあると見ていいだろう。
「昨年は冬のテストですでにメルセデスAMGやフェラーリには後れをとったことに気付いていたんだ」
ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』にそう語ったリカルドは次のように付け加えた。
「今年は最初からいい状態にしたいと思っているんだ。最初のレースで表彰台に上りたいと思っているよ」
■ルノーPUの信頼性も改善
2017年のレッドブルは、シャシー性能はともかく、搭載するルノーPU(パワーユニット)の信頼性不足に苦しめられたのも事実だ。だが、リカルドは2018年にはそうした問題も解消されるはずだと考えている。
「今では信頼性や効率性もよくなっているのは確かだよ」
リカルドはそう語ると、次のように付け加えた。
「僕たちは懸命に空力に取り組んでいるところだ。そして、もし僕たちの計算が正しければ、メルボルン(開幕戦オーストラリアGP/3月25日決勝)でいい調子を示すことができるだろうし、トップ3を目指して戦えるはずだよ」