ISMレースウェイ(アリゾナ州)で2日間行われたインディカー・シリーズのフェニックス・オープンテストで、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング=RRL)が2日間の総合トップタイムを記録した。
昨年のインディ500王者の佐藤琢磨は、アンドレッティを離れて、今季はRLLに復帰。RLLは金曜日と土曜日を通して行われた全5回のセッション中、チームメイトのグラハム・レイホールとともに4度のファステストラップを記録し、チームの好調さが際だった。
佐藤琢磨は、土曜日の最終セッションで2日間を通してのベストラップ189.855マイル(19.3790秒)を記録。5セッション中、3セッションでトップタイムを記録している。
■佐藤琢磨「非常に成功したテスト」
「オープンテストは非常に成功したと言えます」
「多くのことを行い、多くのことを試しましたが、2日間を通して多くのことを学びました。クルマは素晴らしくて、ドライバーにとって間違いなく運動量は増えていますし、間違いなくローダウンフォースで忙しくなりました」
「僕たちは予選シミュレーションを行ってレースを想定したトラフィックでの走行もしました。レイホール・レターマン・ラニガン・チームは本当に強いと思いますし、この後の2回のロードコーステストを本当に楽しみにしていますし、(来月の開幕戦)セント・ピーターズパークに向けて準備を整えられることを願っています」
なお、トップ5のうちホンダ勢はRLLの2台のみで、2位から4位まではシボレー勢だった。
■2日間(全5セッション)通算の結果
1 30 佐藤琢磨 ホンダ 19.3790秒
2 12 W.パワー シボレー 19.3878秒
3 14 T.カナーン シボレー 19.4018秒
4 1 J.ニューガーデン シボレー 19.4257秒
5 G.レイホール ホンダ 19.4574秒