メルセデスAMGを率いるエグゼクティブディレクターのトト・ヴォルフが、2018年型F1マシンに関して、その性能を限界まで引き出すための開発に取り組んでいると認めた。
2018年シーズンのF1もメルセデスAMG対フェラーリという構図になるだろうと考えられている。だが、イタリアの『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』は、メルセデスAMGは2018年型車のパフォーマンス数値を限界まで高めるための取り組みを行っていると報じている。
その記事によれば、イギリスのブリックスワースにあるメルセデスAMGのファクトリーにおいてテスト装置によるレースシミュレーションを行った際に、すでに多くの排気管が壊れるという事態が発生したのだという。
これは、これまでよりも小型化が図られたギアボックスにより大きな振動が発生したことによるものだったようだ。
この件について、ヴォルフは次のように語っている。
「何事も完全に計画通りにはいかないものさ。常に限界を探ろうとしているし、クルマも可能な限り軽くしようとしているんだからね」