メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが、今後F1活動から身を引くようなことは考えていないと主張した。
■ラウダにF1離れの予兆?
現役時代には3度F1王者となった伝説的元F1ドライバーでもあるラウダだが、これまではメルセデスAMGでの業務に加え、ドイツのテレビ局『RTL』でF1解説者の仕事も請け負っていた。
だが、ラウダがそのテレビ局との契約を2017年限りで終了させたことが明らかとなっていた。
そして、最近の報道によれば、かつて自身が設立した航空会社を買い戻し、再びその経営に携わることが明らかとなっている。
こうした動きから、68歳となったラウダは今後少しずつF1活動から身を引いていくつもりなのではないか、あるいは、メルセデスAMGが今後ラウダとの関係を解消する動きにでる予兆なのではないかといった推測がささやかれるようになっている。
■これからもF1活動は続けるとラウダ
そのことについてドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』から質問を受けたラウダは次のように答えた。
「どうしてだい? 何も変わらないよ」
「これまで同様、私はすべてのグランプリに帯同するし、必要に応じてブラックリー(メルセデスAMGのファクトリー)にもかかわっていくよ」
ラウダの同僚であるメルセデスAMGのトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)も次のように主張し、そうした推測を完全否定した。
「監査役会でのニキの仕事が問題となったことなど一度もない。何も問題はないよ」