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モントーヤ「アロンソが3冠を達成する可能性は高い」

2018年01月25日(木)17:50 pm

元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤが、世界3大レース制覇の夢を追うフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)の姿勢を称賛した。

■世界3大レース制覇を目指すアロンソ

昨年アメリカの伝統レースであるインディ500マイルレースに初挑戦したアロンソだが、世界3大レースと称されるF1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レースすべてで優勝を果たすことが自分の夢だと公言している。

すでにモナコGPでは優勝経験を持つアロンソは、インディ500とル・マン24時間で優勝して“3冠”を達成できれば、グラハム・ヒルにつぐ歴代2人目の記録を作ることになる。

そのアロンソは今年の1月末に行われるデイトナ24時間レースに出走することになっているが、それは6月に行われるル・マン24時間出場に向けた訓練の一環だと受け止められている。

■アロンソが3冠を達成する可能性は高い

これまでにF1モナコGPで1勝、インディ500で2勝をあげ、“2冠”を達成しているモントーヤは、アロンソが“3冠”を達成する可能性はかなり高いだろうと考えている。

「彼にはすごくいいチャンスがあると思うよ」

アロンソの母国スペインのメディアにそう語ったモントーヤは、次のように付け加えた。

「彼が勝利するチャンスは大きいよ。なぜなら、彼はいいクルマを持ついいチームにいるからね」

モントーヤは、昨年もエンジントラブルさえなければアロンソがインディ500初挑戦で初優勝を達成していた可能性もあると次のように続けた。

「実際のところ、彼に足りないものはなかった。ホンダは彼に非常にいいエンジンを提供したし、クルマもすごくよかった。メカニカルトラブルによって彼は止まってしまったけれど、インディではそういうこともあるんだ。すべてがうまくかみ合う必要があるからね」

「彼にそれを達成するだけの力があるのは確かだよ。だけど、簡単にはいかないだろうね」

■チャンスがあれば自分も3冠に挑戦したい

そう語ったモントーヤだが、自分もチャンスがあれば“3冠”に挑戦してみたいという気持ちはあると笑いながら次のように続けた。

「実際のところ、僕のほうが彼よりも(3冠達成に)近い位置にいるんだ」

「僕は、ル・マンに関してはよく分からない。ル・マンのレギュレーションがどうなるか、そしてペンスキー(2014年から所属したインディカー・チーム)に今後何かできるチャンスがあるかどうか、様子を見るしかないね」

「それに挑戦することはかなり楽しいだろうと思うよ」

1999年にCARTチャンピオンとなったモントーヤは、翌2000年にインディ500に初挑戦し見事に優勝。2001年にはウィリアムズからF1デビューを飾り、2003年にF1通算2勝目をモナコで達成している。2014年にインディカーに復帰したモントーヤは、2015年にインディ500で2度目の優勝を果たしている。

■アロンソと自分には共通点がある

そのモントーヤは、自分とアロンソには共通点があるようだと次のように続けた。

「僕たちはどちらも新しいことに挑戦することを恐れないドライバーなんだと思うよ」

「ほかにはそうしようとするF1ドライバーは誰もいないしね。若くて、F1にいれば、それ以上のものはないと考えてしまうものなんだ」

モントーヤはさらに、今季からルノーエンジンを搭載して走ることになったアロンソがF1でも再び活躍できるようになる可能性は高いだろうと次のように付け加えた。

「彼らはルノーでもっとうまくやれるはずだよ。ホンダもついにいろんなことがうまくいきはじめているのも事実だけどね」

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