レッドブルのダニエル・リカルドが、これからもチームメートのマックス・フェルスタッペンとのチーム内バトルを楽しんでいきたいと語った。
数日前、20歳のフェルスタッペンは今後もリカルドがチームメートであり続ければうれしいと語りつつ、2018年シーズンに2人がタイトル争いを繰り広げることになれば、お互いの関係にも変化が生じるかもしれないとほのめかしたと報じられていた。
■チーム内バトルができるのは好ましいこと
このフェルスタッペンのコメントについての感想を求められたリカルドは、ほほ笑みを浮かべながら次のように答えた。
「彼の名前が僕の誕生日リストにそのまま残り続けるかどうか様子を見ることになりそうだね」
「昨シーズンがスタートするとき、僕たちはどちらもそういう問題を抱えることはいいことだと言っていたんだ。僕たちがトップ争いをして、お互いにバトルを展開するようになればね」
■今年のレッドブルは2強との差を縮められる
2017年シーズンはメルセデスAMGとフェラーリにおいていかれる形となってしまったが、レッドブル首脳のヘルムート・マルコは、2018年のレッドブルは最初からその2チームと互角に戦えるだけのパフォーマンスを発揮することができるだろうとの自信を見せている。
リカルドは、レッドブルが最初からトップ争いを繰り広げるようなことになった場合、自分もフェルスタッペンもうまくチームメート同士の戦いに対応できるはずだと次のように続けた。
「もしそれが最終的にF1タイトルを決める戦いになったとしても、僕たちはよろこんでそれに挑戦していくと思うよ」
「今年は僕たちが差を縮めることができるはずだと信じている。間違いなくギャップを縮められると思うけれど、それがタイトル争いができるところまで行けるかどうかは様子を見ないとね」
■フェルスタッペンは確かな成長を見せた
もしレッドブルの2018年型車がメルセデスAMGやフェラーリと互角に戦えるだけのものになった場合、それは同時にチームメートのフェルスタッペンとの戦いもさらに激しいものになるということだ。
「マックスは2016年から昨年にかけて成長を見せたよ」
そう認めたリカルドは次のように付け加えた。
「僕は彼が大きく成長したと言うつもりはない。だって彼はもともと速かったからね。だけど、彼がさらに成長したのは確かだし、来年にはもっと面白いことになると思っているよ」
■自分にもまだ改善の余地はある
リカルドはしかし、自分もさらに改善を目指していくとの主張も忘れなかった。
「僕はいくつか素晴らしいレースができた。でももちろん20戦すべてを素晴らしいものにしたかったんだけど、20戦すべてがそうではなかった」
そう語ったリカルドは、次のように締めくくった。
「僕が毎年いい仕事をしてきたのは確かだ。だけど今年は自分にふさわしい仕事をしたいと思っている。昨年の結果にはかなり満足できてはいるけれど、まだ改善すべきところもあるからね」