2018年にドイツのテレビ局『RTL』のF1解説者を務めることになったニコ・ロズベルグが、メルセデスのアンバサダーの仕事も継続することになるかどうかまだはっきりしていないようだ。
2016年に初のF1タイトル獲得を決めたロズベルグはその直後に突然F1からの引退を発表。だが、所属していたメルセデスとは2017年もアンバサダーとして関係が継続している。
一方、最近2020年までドイツ国内でF1無料放送を継続することが明らかとなった『RTL』だが、今年までF1解説者を務めていたニキ・ラウダ(メルセデスAMG/非常勤会長)に代わって2018年からはロズベルグがその役目を負うことも発表されている。
メルセデスのアンバサダーを務めているという立場からすれば、テレビでF1解説を行う際にメルセデスに批判的なことは言いづらいのではないかと質問されたロズベルグは、ドイツの『Bild(ビルト)』に次のように答えた。
「僕の(メルセデスとの)アンバサダー契約は今年いっぱいで満期を迎えるんだ。だから僕は完全に独立した立場になるだろうね」
「場合によっては、来年はダイムラー(メルセデスの親会社)のアンバサダーを務めることになるかもしれない。でも、僕は完全に中立な立場を守るし、レースでは批判的なコメントもしていくつもりさ」
そう主張したロズベルグは、次のように結んでいる。
「ニキもチームの一員でありながら、なんとかやってきていた。だから、僕の場合も同じようにできるはずさ」