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ヨーロッパでも進むF1放送有料化 フェラーリの地元イタリアでも無料放送消滅との報道

2017年12月21日(木)11:42 am

これまでドイツでは『RTL』がF1の無料放送を行ってきていた。だが、今年でF1とのテレビ放映契約が満了を迎えたものの条件面などでF1側となかなか折り合いがつかず、最悪の場合は2018年以降ドイツでのF1無料放送が姿を消すことになるかもしれないと言われていた。

だが最近、ドイツではテレビ局『RTL』が、F1商業権保有者である新オーナーのリバティ・メディアと2018年から新たに3年間の契約を結んだことが明らかとなった。

ドイツでF1無料放送が維持されることになった一方で、イタリアではこれまでF1の無料放送を行っていたイタリア放送協会『RAI』がF1放送権を失ってしまったと『Speedweek(スピードウィーク)』が報じている。

これにより、イタリアのF1ファンは今後有料チャンネルの『Sky(スカイ)』を通じてしかF1を見ることができなくなりそうだ。

こうしたことを受け、現役時代には4回F1チャンピオンに輝いた実績を持つアラン・プロストは、母国フランスの状況について次のように語った。

「フランスでは、以前は『TF1』で800万人ものファンが見ていたものだ。だが、今ではデジタルテレビの『Canal Plus(カナル・プリュ)』の(F1)視聴者は75万人にも満たない状況だ」

「だが、なんでも有料テレビに移行していけば、こうなるのも当然だよ」

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