フェラーリの情報に精通するジャーナリストが、2018年のチーム体制の一端を紹介しつつ、2018年もフェラーリは勝利を目指し続けるだろうと主張した。
■2017年もメルセデス打倒はならなかったフェラーリ
2017年シーズン前半には過去3年間にわたって絶対的な強さを見せたメルセデスAMGを脅かすほどのパフォーマンスを見せたフェラーリ。
だが、シーズン後半にはいると失速し、結局コンストラクターズランキングは2位、ドライバーズランキングでもセバスチャン・ベッテルが2位で1年を終えている。
前F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、スイスの『SonntagsBlick(ゾンタークスブリック)』にフェラーリの弱みを次のように語った。
「勝てないと、彼らはいつもパニックに陥ってしまうんだ」
■2018年のチーム体制はさらに強力に?
だが、フェラーリの内部情報に精通したジャーナリストとして知られるレオ・トゥッリーニは、自身の『Quotidiano(クオティディアーノ)』のブログの中でフェラーリの2018年チーム体制に言及し、次のように語っている。
「私は革命は好きではない。そしてそういったことは起きないはずだ」
「レスタ(シモーネ・レスタ/チーフデザイナー)がクルマの設計を続けることになるし、そこにOBのバーン(ロリー・バーン/元チーフデザイナー)の手助けがあることを期待している」
「カルディレ(エンリコ・カルディレ/空力責任者)が空力を、イオッティ(コラード・イオッティ/パワーユニット責任者)がパワーユニットを担当する」
「非常に優秀なサーキットマネジャーであるディエゴ・イォベルノは“内部的”な役割に転じ、彼の技術はジョック・クリア(チーフエンジニア)に引き継がれることになる」
そう書いたトゥッリーニは、次のように締めくくっている。
「これが2018年のチームだ。それが夢のチームかどうかは、私には分からない。だが彼らが勝ちを狙いにいくのは明らかだ」