FIA(国際自動車連盟)は2018年F1カレンダーを発表した。F1史上最多の年間21戦開催、初の3週連続開催、フランスGPとドイツGPが復活となった。
■F1史上最多の年間21戦開催
6日、FIAは世界モータースポーツ評議会(The World Motor Sport Council)にて2018年のF1カレンダーを正式に決定した。これまでも「20戦は多すぎる」という声も出ていたが、2018年はF1史上最多となる年間21戦開催が正式に決定した。
また、すでに2017年限りでF1開催終了を決定していたF1マレーシアGPがカレンダーから外れ、F1フランスGPとF1ドイツGPが復活している。F1アメリカGPについてはアメリカ自動車連盟の承認が必要という条件付きになっている。
大きな開催日変更としてはF1ロシアGPが4月から9月へ、F1アゼルバイジャンGPが6月から4月へと変更されている。
F1日本GPは、第17戦として10月7日の3連休での開催だ。
■初の3週連続開催・・・6週間で5グランプリ
過密スケジュールとなっているのは6月末から7月末だ。6週間で5グランプリが開催され、初の3週連続開催も含まれている。
初の3週連続開催は6月24日のF1フランスGP、7月1日のF1オーストリアGP、7月8日のF1イギリスGPとなり、その後1週間の休みを経て、7月22日にF1ドイツGP、7月29日にF1ハンガリーGPも2週連続開催の過密スケジュールとなる。
■“危険”なF1ブラジルGPに安全対策を要請
また、今年起こったF1ブラジルGPでの危険な事件について、新たな安全対策が具体的に“強く要請”されている。
その危険な事件とは、メルセデスAMGのメンバーがサーキットを離れる際、路上で銃を突き付けられ強盗被害にあった件だ。インテルラゴス・サーキットのあるサンパウロでは、過去にもこのような事件が報告されている。
今回FIAからの要請では、イベント運営での安全対策を担うプロモーターに対して、独立したセキュリティ専門家が安全対策計画を評価し助言することを推奨しており、サーキットに派出所のような警察の拠点を設置することで、F1関係者と警察との関係性の強化し、安全対策の改善を要請している。
■【正式版】2018年F1カレンダー
3/25 |
オーストラリア |
メルボルン |
4/8 |
バーレーン |
バーレーン |
4/15 |
中国 |
上海 |
4/29 |
アゼルバイジャン |
バクー |
5/13 |
スペイン |
バルセロナ |
5/27 |
モナコ |
モンテカルロ |
6/10 |
カナダ |
モントリオール |
6/24 |
フランス |
ル・カステレ |
7/1 |
オーストリア |
スピールバーグ |
7/8 |
イギリス |
シルバーストーン |
7/22 |
ドイツ |
ホッケンハイム |
7/29 |
ハンガリー |
ブダペスト |
8/26 |
ベルギー |
スパ-フランコルシャン |
9/2 |
イタリア |
モンツァ |
9/16 |
シンガポール |
シンガポール |
9/30 |
ロシア |
ソチ |
10/7 |
日本 |
鈴鹿 |
10/21 |
アメリカ |
オースティン* |
10/28 |
メキシコ |
メキシコシティ |
11/11 |
ブラジル |
サンパウロ |
11/25 |
UAE |
アブダビ |
*アメリカGP=アメリカ自動車連盟の要承認