2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグ(元メルセデス)が、2017年にフェラーリがタイトル争いに失敗したことは驚きでも何でもなかったと語った。
■F1引退後の生活も充実している
31歳の若さでF1を引退したロズベルグだが、その決断を行ったことを後悔してなどいないと主張している。
6月に32歳となったロズベルグは、F1を引退した今はかつてないほどの満足感にひたっているとイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。
「今では、僕は家庭的な男であり、広告メディアであり、マネジャーでもあるんだ。それに、特に交通関係の新興企業などに対する投資の世話などもしているよ」
それらと並行してロズベルグが今進めようとしているのは自伝の出版だが、それも「とうに計画段階は終わっている」ところにまで来ているのだという。
ロズベルグはさらに、2016年シーズン終了後に引退を決めてからはギターを習ったり、メルセデスとの契約では禁止されていたスキーを習ったりしたいと思っていたのだと語り、ほほ笑みを浮かべながら次のように付け加えた。
「その後ずっとスキーはできなかったけれど、来週あたりから始めるつもりさ。ギターは2016年から始めたんだけど、その後けんしょう炎になっちゃってね」
■2018年もメルセデスの強さはゆるがない
そのロズベルグは、2017年にはF1を見て楽しんでいたと次のように続けた。
「素晴らしいシーズンだと思ったよ」
「フェラーリがすごくいい戦いを見せた。だけど、彼らが負けたことに驚きはなかったよ。メルセデスがまたバーを上げたからね」
そう語ったロズベルグは、次のように付け加えた。
「2018年にはフェラーリがかなり競争力を増してくると予想している。だけどメルセデスもさらに強くなっているよ。僕は彼らにどういう力があるかよく知っているんだ」