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「インドに戻れば殺される」とフォース・インディアのボス

2017年12月01日(金)16:55 pm

フォース・インディアのチームオーナー兼代表であるビジェイ・マリヤが、もしも母国インドへ強制送還されてしまえば刑務所内で殺されてしまう可能性があると主張している。

かつては世界有数の大富豪として知られていたマリヤだが、設立したキングフィッシャー航空の破たんなどに伴う汚職容疑によりインドでは指名手配を受けている状況だ。

こうしたことを受け、マリヤの現在居住の地となっているイギリスではマリヤのパスポートを没収し、国外へ出ることを禁止していた。だが、この12月にロンドン裁判所においてインドへの強制送還に向けた聴聞が行われることになっており、近いうちにマリヤがインドへ送還されることになる可能性が高まってきていると伝えられている。

このほどインド版『Times(タイムズ)』が報じたところによれば、マリヤは裁判所に対して、もし自分がインドに送還されて刑務所に収容されることになれば、そこで殺されてしまうだろうとの恐れを抱いていると主張しているという。マリヤの弁護チームはその根拠として今年6月に女性服役者が獄中で殺害された事件を例にあげているという。

さらに、マリヤの弁護団はインドの刑務所では拷問が行われる可能性があることも強調し、「彼(マリヤ)は、もし自分が送還されてしまえば命に危険が及ぶと恐れている」と裁判所に訴えているようだ。

だが、ロンドン裁判所ではこれに対し、「イギリスの裁判所は、ビジェイ・マリヤは(ムンバイにある)アーサー・ロード刑務所において安全が保たれるとインド政府が保証していることを考慮に入れることになる」と主張しているという。

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