F1モータースポーツ責任者を務めるロス・ブラウンが、目標においているのはもっと多くの自動車メーカーをF1に呼び込むことだと語った。
2018年にはザウバーのタイトルスポンサーとして31年ぶりにF1にアルファロメオの名前が復活することが明らかとなった。
だが、F1新オーナーであるリバティ・メディアの指名を受けて今季からF1モータースポーツ担当マネジングディレクターに就任したかつての名エンジニア、名チーム代表であるブラウンは、もっと多くの自動車メーカーがF1に参入してくれることを望んでいるとドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。
「私がF1に参入して欲しいと考えている有名なメーカーがいくつかある」
「ポルシェもそのひとつだし、アストンマーティンやランボルギーニもそうだ。だからこそ、彼らにとって魅力的な環境を作っていくことが必要なんだ」
ブラウンが中心となって構想を練った2021年以降のF1エンジンルール案に対しては、すでに現在F1で戦っているフェラーリ、メルセデス、ルノーといった自動車メーカーが反対に回っていることは報じられている通りだ。
しかし、ブラウンはF1をさらに発展させていくためには現在のエンジンルールを見直すことが不可欠だと次のように主張した。
「現在のパワーユニットでは参入したいと興味を抱くメーカーなどひとつも出てこないのは間違いないよ。だから、もっと安価でシンプルなエンジンに変える必要があるんだ」