ホンダ「世界一のエンジン」になるには?

新F1オーナーに不満のメルセデス「F1撤退も十分にありえる」

2017年11月29日(水)18:35 pm

メルセデスも2020年限りでのF1撤退の可能性を示唆したと報じられている。

新F1オーナーとなったリバティ・メディアが10月末に2021年以降に導入される新たなF1エンジン仕様を発表した。だがPU(パワーユニット)と呼ばれる現在のF1エンジンを供給する4社のうちホンダを除くメルセデス、フェラーリ、ルノーはその内容に大きな不満を抱いていることを明らかにしている。

フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、もしリバティ・メディアがその新エンジン案を撤回しなければ、F1から手を引き、新たに別のレースシリーズを立ち上げる可能性もあると示唆しているほどだ。

そして、最近になってメルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフも、リバティ・メディアへの批判を強めている。

■リバティ・メディアがやろうとしていることが見えないとメルセデス

オーストリアの『Kronen Zeitung(クローネン・ツァイトゥング)』から、リバティ・メディアが新オーナーとなってからF1がよくなったと思う点は何かと質問されたヴォルフは「何もないよ」と答えると、2017年のF1アメリカGPにおいて有名なリングアナウンサーであるマイケル・バッファーがドライバーを紹介するという、いかにもアメリカ流のレース前イベントが行われたことに言及しながら次のように続けた。

「マイケル・バッファーがオースティン(F1アメリカGP)でみせたような風変わりなことをやっても、このスポーツがよくなることなどないね」

■今のF1は先が見えず利益が減っているだけ

リバティ・メディアはより接戦が繰り広げられるF1にするために、それにふさわしいエンジンを導入したりコスト制限を行ったりしようとしているのではないか、と尋ねられたヴォルフは次のように答えた。

「だが、ビジョンは何も見えてきていないよ」

「それによってどこへ向かおうとしているのか誰も知らないんだ。今我々全員が分かっていることは、売り上げや利益が急速に落ち込んでいるということさ」

■F1撤退というシナリオも十分に考えられる

ということは、メルセデスもフェラーリのようにF1から撤退することもありえるのかと尋ねられたヴォルフは次のように答えた。

「当然そういうシナリオも考えられるね。まさにフェラーリのようにね」

「もしF1というものが何を具現しようとしているのかが分からなければ、我々も難しい問題について自問せざるを得ないだろう。最高レベルのモータースポーツにおいて、我々はどういう立場でそれをやっていきたいのか? とね」

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