フェラーリのキミ・ライコネンが、もしロバート・クビサが7年のブランクの後に2018年のF1グリッドに戻ってきたとしても心配する必要などないと語った。
■アブダビテストで100周をこなしたクビサ
2011年シーズン前に参加したラリーレースでクラッシュを起こして大けがを負ってしまったクビサだが、右腕には回復不能の障害を抱えたままだと言われている。
クビサは、その右腕が動作しやすいように若干の改造が行われたウィリアムズの2017年型車で28日(火)にヤス・マリーナ・サーキットで行われた公式F1テストに参加。ベストタイムは参加した12名のドライバー中9番手だったものの合計100周をこなしている。
■不安があればクビサは走ろうとはしないはずだとライコネン
2日間にわたって行われるアブダビでのテスト初日にトップタイムを刻んだのはライコネンだった。
ドライバーの中には2018年にクビサがF1に復帰することを不安に思っている者もいると言われているが、そのことについて尋ねられたライコネンは次のように答えた。
「なぜ心配する必要があるんだい?」
「ロバートが自分の能力に自信が持てなければ、きっと彼は走ろうとはしないはずだよ」
そう語った現役最年長ドライバーである38歳のライコネンは、次のように付け加えた。
「僕はうれしく思っているよ。彼にまた所属できるチームがあるのなら、それは素晴らしいことさ」