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不評だった2017年F1最終戦 サーキットレイアウトが悪い?

2017年11月28日(火)16:44 pm

近代F1サーキット設計者として知られるヘルマン・ティルケが、2017年のF1最終戦が行われたヤス・マリーナ・サーキットに関し、今後レイアウトに修正を加える可能性を示唆した。

パーマネントサーキットと市街地サーキットの特性を合わせ持つようなレイアウトで知られるヤス・マリーナ・サーキットは、追い抜きのチャンスがあまりないサーキットとして知られている。

■抜きどころのないレイアウトに批判の声

事実、今年の最終戦においても、コース上でのオーバーテイクはあまり見ることができず、トップ10ドライバーに限ってみれば、メカニカルトラブルでリタイアしたダニエル・リカルド(レッドブル)が消え、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)を追い抜くことに成功したフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がひとつ順位を上げた以外は予選結果の順位のままでチェッカーフラッグを受けるという展開となった。

レース後、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』に次のように語った。

「思い出せる中では最悪のレースのひとつだったよ」

「恐らくハミルトンの方がボッタスより速かっただろうし、マックス(フェルスタッペン)の方がライコネン(フェラーリ)よりも速かった。だが、差を縮めたとしてもそれ以上追い続けることはできなかった」

「このサーキットのレイアウトについては考える必要があるね」

2017年に通算4回目のドライバーズタイトルを獲得したハミルトンも、ポールポジションからスタートしたチームメートのボッタスを最後までとらえられずにレースを終えると、「このサーキットは修正されるべきだと思うよ」と語っている。

■新レギュレーションによりさらに追い抜きが困難に

2017年のF1カーは昨年までよりもかなりダウンフォースが大きくなっている。1周のタイムは昨年よりも格段に縮まっているものの、こうしたサーキットではそのためにこれまで以上に追い抜きがしにくくなるのも事実だ。

メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)はそのことに言及しながら、次のように語った。

「このレースはあまり見応えはなかったね」

「タイトル争いはすでに終わったし、その関係もあったと思う。だが、新たなレギュレーションとなった今季のクルマでは追い抜くことがものすごく難しいんだ」

■今のレイアウトが悪いわけではないと設計者

2009年からアブダビGPが開催されているヤス・マリーナ・サーキットも、近年ほとんどのF1サーキットの設計に携わっているティルケが手掛けたものだ。

そのティルケは、レース後にサーキットレイアウトに関する批判的なコメントがあったことに関して次のように語った。

「このレースでは速いクルマが遅いクルマの前を走っていただけだ。だから追い抜きは見られなかった。だがそれはサーキットが悪いわけじゃないよ」

■部分的改修で追い抜き増加も可能?

しかしティルケは、今後アブダビGPでも追い抜きが増えるようコースに修正を加えることも可能だと示唆し、次のように続けた。

「当然、この件に関してはさらに話し合いを行っていくよ」

「私はすでにひとつのコーナーの修正に関する小さなアイデアを持っている。恐らく、それによって大きな効果が得られるだろうと考えているよ」

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