今季限りでF1を引退するフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)は、2018年にフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がF1チャンピオンになれるとは考えていないようだ。
■将来フォーミュラE参戦を示唆
マッサ自身は、F1の次に挑戦することになるのはフル電動フォーミュラカーによる世界選手権であるフォーミュラEだろうとスペインの『AS』に次のように語った。
「レースをし、また勝利を狙うとすればそれが一番興味深いものになると思うよ。将来僕たちが運転することになるクルマだからね」
■ウィリアムズは改善次第で表彰台は狙える
一方、マッサはこれからもF1がさらに発展し、自分が最後に所属したウィリアムズがさらに活躍することを期待していると次のように続けた。
「またタイトルを勝ちとるためには、ウィリアムズにはもっと資金が必要だ。だけど、彼らがいろんなことを改善することができれば、表彰台には上れると思うよ」
また、マッサはF1で最後のチームメートとなったランス・ストロールもこれからさらに成長を続けるだろうと考えている。
「彼は今年の最初のころに比べればかなりよくなった。だけど、今後2年目3年目になればさらによくなると思うよ」
■最高のF1ドライバーはアロンソ
さらに、マッサは現時点で最高のF1ドライバーは、フェラーリで2010年から2013年までチームメートとして共に戦ったアロンソだと思うと語り、次のように続けた。
「(ミハエル)シューマッハはほぼ同等のレベルだったと言えるし、ルイス(ハミルトン/メルセデスAMG)も同じくらいだよ」
「その次に位置する(セバスチャン)ベッテル(フェラーリ)も素晴らしいドライバーだけど、レベルは少し下がる。(マックス)フェルスタッペン(レッドブル)も多分それくらいだろう。彼の場合は一貫性に欠けるけれどね」
■2018年もアロンソはタイトルに手が届かない
2018年にはホンダPU(パワーユニット)ではなくルノーPUでシーズンに臨むことになるアロンソだが、勝算はあると思うかと質問されたマッサは、次のように答えた。
「来年は彼にとってはもっといい年になるだろうね。だけどタイトル争いはできないだろう」