ホンダ「世界一のエンジン」になるには?

リバティ・メディアのF1ビジョンに懸念を表すニキ・ラウダ

2017年11月14日(火)16:42 pm

メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが、F1オーナーのリバティ・メディアが示した今後のF1ビジョンについて不安を感じると語った。

今年からF1の新オーナーとなったアメリカのリバティ・メディアは、10月末に2021年から導入されることになる新たなF1エンジンルール案を提示。さらに今後F1チームの年間予算にも上限を設けていく方針であることを明らかにしている。

■オーナーが示した案では不安

だが、現役時代に3度F1王座についた伝説的元F1ドライバーでもあるラウダは、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「私は心配だね」

「彼ら(リバティ・メディア)にはF1とはどういうものかを知るための時間が必要だった。だがそれも時間切れになろうとしているし、彼らが考えている将来は私を不安にさせるよ」

ラウダはさらに、リバティ・メディアの指名によりF1モータースポーツ責任者を務めているロス・ブラウンの示した考え方に対しても否定的だ。

「ブラウンは、パフォーマンスレベルを均等化する必要があると言う。だが、F1のDNAはそれとは正反対なんだ」

そう主張したラウダは、次のように付け加えた。

「レースをもっと面白くするためには週末ごとに違う勝者が必要だと考えているようなら、それは愚か者だ」

■コスト削減は必要だが、問題はその手段

だが、そう語ったラウダも、リバティ・メディアがエンジンの価格をもっと引き下げる必要があると考えていることについては正しいことだと認識しているようだ。

「そうだとも。それに我々は満足のゆく妥協案を見つけられると確信しているよ」

そう答えた68歳のラウダは、次のように続けた。

「問題の中心にあるのは、コストが上昇しているのに売り上げが減少していることだ。だが、もっと重要なことは、我々がどこへ向かおうとしているのかということだ。我々にはアイデアが必要だが、私は彼ら(リバティ・メディア)がそれを持っているとは思えない」

「私はショーン・ブラッチーズ(F1コマーシャルオペレーション責任者)から聞いたのだが、ドライバーが子供と一緒にサーキットに登場することになるらしい。だが、それは単にサッカーのまねをしているだけじゃないのかな?」

「予算制限は理にかなっているし、正しいことだ。だが、それを導入するには3年計画が必要だよ。我々だって大勢の従業員を路頭に迷わせるようなことはしたくないからね」

「現時点では、リバティは単に何を導入したいかを発表しただけで、どうやってそれを実現するつもりなのかは語っていない」

■メルセデスは撤退をちらつかせたりはしない

フェラーリはそうしたリバティ・メディアの動きに対し、自分たちがF1から撤退する可能性を示唆してけん制している。メルセデスAMGでも同様にF1から撤退するという可能性も出てくるのだろうか?

その可能性について質問されたラウダは、次のように答えた。

「私は、脅しをかけるようなまねは正しいことではないと思っている。だが、2018年の9月以降、我々はどのようにして売り上げを増やし、コストを削減するかを決定しなくてはならない。それが懸念事項だからね」

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