2017年F1第19戦ブラジルGPが10日(金)、インテルラゴス・サーキット(1周4.309km)で開幕。現地時間14時(日本時間11日1時)から行われたフリー走行2回目でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップに立った。
●【P2タイム結果】2017年F1第19戦ブラジルGPフリー走行2回目のタイム差、周回数
セッション序盤はすべてのドライバーがブラジルに持ち込まれたドライタイヤの中では中間に位置するソフトタイヤで走行を開始する。
そこでもメルセデスAMG勢が速さを示し、すでに今季のドライバーズタイトル獲得を決めているハミルトンがトップに立ち、それにチームメートのバルテリ・ボッタスが続いていく。
3番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン、4番手と5番手にフェラーリのキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルをはさんで6番手にレッドブルのダニエル・リカルドという順で3強チームのドライバーが順当にトップ6の位置を占める。
セッション開始から23分ほどが経過したところでライコネンが最初に一番軟らかいタイヤであるスーパーソフトに交換してタイムアタックを開始する。しかしライコネンはソフトタイヤで出したメルセデスAMG勢のタイムには及ばない。その後ベッテルもスーパーソフトに履き替えるものの、やはりメルセデスAMGの牙城を崩すには至らなかった。
その後メルセデスAMG勢もスーパーソフトでのアタックを開始。まずボッタスがトップタイムを刻むが、ここでもハミルトンがそのタイムを100分の5秒ほど縮める1分09秒515のベストタイムをマーク。
その後レッドブルのダニエル・リカルドが3番手に上がるが、ハミルトンのトップタイムにはコンマ2秒ほど及ばなかった。
セッション後半は各チームともにロングランプログラムに移行。結局誰もハミルトンの刻んだベストタイムを短縮することなくセッションが終了時刻を迎えた。
しかし、ロングランプログラムではフェラーリ勢もメルセデスAMG勢に肉薄するタイムを刻んで見せるなど、明日以降各チームの力関係がどのように変化するか予断を許さない状況となっている。
一方、午前中に行われたフリー走行1回目では2台ともトップ10に入ったマクラーレン・ホンダだが、このセッションではフェルナンド・アロンソが10番手に食い込んだものの、ストフェル・バンドーンは13番手で初日を終えている。
■フリー走行2回目トップ10ドライバー
トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG) 1:09.515
2番手/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG) 1:09.563
3番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:09.743
4番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:09.875
5番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:09.886
6番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:10.117
7番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:10.306
8番手/フェリペ・マッサ(ウィリアムズ) 1:10.373
9番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:10.396
10番手/フェルナンド・アロンソ(マクラーレン) 1:10.655
F1ブラジルGPフリー走行3回目は、日本時間11日(土)22時から始まる。