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フェラーリとメルセデスがF1オーナーの改革案に難色

2017年11月06日(月)16:45 pm

F1オーナーであるリバティ・メディアが示した2021年以降のF1エンジン案に対してフェラーリとメルセデスが強い抵抗を示している。

先週にはフェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長がF1からの撤退を示唆するコメントを行ったことが大きく報じられた。

■フェラーリのF1撤退はありえるとエクレストン

昨年までF1最高権威の座にあったバーニー・エクレストンは、フェラーリ会長の今回の発言は単なるおどしではないだろうと『Independent(インデペンデント)』に次のように語っている。

「もしフェラーリが苦戦を強いられるだろうと思われるようなレギュレーションが導入され、資金もうまく使えなくなるようであれば、彼らは去るだろうね」

■予算上限値設定に疑問を呈すメルセデス

さらに、今週の早い段階でリバティ・メディアが2019年から導入を予定している予算制限ルールの詳細も発表されることになると伝えられており、現在のうわさでは各チームの年間予算上限値が1億ユーロから1億5千万ユーロ(約132~200億円)に設定されるのではないかと言われている。

メルセデスのモータースポーツ責任者であるトト・ヴォルフは、この件に関してドイツの『Bild(ビルト)』に次のように語った。

「どういうものが提示されるのか非常に興味を持っているよ」

最近のうわさによれば、設定された予算上限値を超えていないかどうかを監視するためにFIA(国際自動車連盟)が各F1チームに会計士を送り込むことになるとも言われている。

だが、ヴォルフはこうしたうわさに対して次のように主張している。

「我々の内部構造やプロセスに関しては誰も理解できないよ」

■交渉難航を示唆するフェラーリ

エクレストンはフェラーリも予算上限値を設けるという案には同意しないだろうと次のように語った。

「彼らは自分たちが使うことができるだけの資金を投じたいと望んでいるし、私も常に同じことを言ってきたよ。もし金を出せないのであれば、出て行くしかないとね」

フェラーリのマルキオンネ会長も『Bild(ビルト)』に対し、この問題に関して引き下がるつもりはないと次のように語った。

「解決策が見つかるまで、論争が続くと予想しているよ」

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