ブラジルの英雄として知られる元F1ドライバーのエマーソン・フィッティパルディが、2018年にはフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がタイトルを狙うことも可能だろうとの見方を示した。
マクラーレンでは2015年から3年におよんだホンダとの関係を解消し、2018年以降はルノーからパワーユニットの供給を受けることになっている。
■マクラーレンのシャシーとルノーPUならタイトルが狙える
ブラジル人ドライバーとして初めてF1チャンピオンとなったことで知られる70歳のフィッティパルディは、アロンソの母国スペインの『AS』に次のように語った。
「私は、かなりよくなるだろうと思っているよ」
「私はフェルナンドが最高だと考えているし、マクラーレンのクルマも素晴らしいと思っている。アロンソが先日、コーナーでは素晴らしいクルマだと言っていたからね」
「だから、もし来年彼ら(マクラーレン)がシャシーや空力の性能を維持しながらルノーエンジンを積めば、彼らは表彰台や優勝を争えるし、タイトルだって狙えるだろう」
■サインツもフェルスタッペン同様将来有望
また、現役時代に2度F1王座に就いた経験を持つフィッティパルディは、アロンソと同じスペイン出身のカルロス・サインツも今後さらに活躍するだろうと考えている。
「彼はルノーといういい所にいるし、私は彼が一歩ずつトップに近づいていくと見ているよ」
そう述べたフィッティパルディは、次のように付け加えた。
「フェルスタッペン(レッドブル)などとともに、彼も将来のあるドライバーだ」