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【マクラーレン・ホンダ】「パワー不足の中で2台とも力強い走り。来年ハミルトンとバトルしたい」

2017年10月30日(月)20:07 pm

マクラーレン・ホンダでレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、F1メキシコGP決勝レースを次のように振り返った。

●【決勝結果】F1メキシコGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

■エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)

「今日は、両ドライバーにとって非常に厳しいレースだった。それでも、難易度が高いことで知られ、パワーの差が浮き彫りになる複雑なコースレイアウト、オーバーテイクはほぼ不可能とされているサーキットで、さまざまな制約がありながらも、2人のドライバーが見事な走りをしてくれた。

フェルナンドもストフェルも力強いペースをみせ、何度も惜しいオーバーテイクを試みたものの、懸命な努力に対する報いを得ることはほとんどなかった。ただマシンのポテンシャルがあること確かだ。

両ドライバーは、18番および19番グリッドからすばらしいスタートを切った。結局、10位と12位という結果から1ポイントしか獲得できず、マシンのポテンシャルを十分に示せなかったことは、フラストレーションが溜まる。

両ドライバーは毎戦困難な状況に立ち向かっているが、2人とも今日のコース上での自分たちのパフォーマンスを誇りに思うべきだよ。我々よりもパワーのあるライバルチームのマシンに対して戦いを挑む姿をみて、うれしく思った。

今回のメキシコ戦で得たポジティブな点は、標高が高いことに起因する技術的な難しさや冷却の問題があったにもかかわらず、2台そろってレースを完走したことだ。

我々はここから次戦が開催されるブラジルに向かう。次戦のサーキットは、今回よりも自分たちのマシンに適しているはずだ。来年に向けて開発を継続する中で、車体をさらに改善するために懸命にプッシュするよ。

また、今日4度目のチャンピオンに輝いた、元チームメートのハミルトンに対して、お祝いの言葉を述べたい。今日のようなレースを今後さらにF1で展開できればと思うし、来年ハミルトンとコース上でエキサイティングなバトルを繰り広げるのを楽しみにしている」

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