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フェルスタッペン「F1競技委員に対する発言は撤回しない」

2017年10月25日(水)18:13 pm

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、先週末に行われたF1アメリカGP決勝後に、F1競技委員のことを「間抜け」呼ばわりしたことを謝るつもりはないと語った。

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アメリカGP決勝のファイナルラップで見事にキミ・ライコネン(フェラーリ)をオーバーテイクし、土壇場で3位表彰台をゲットしたかに思われたフェルスタッペンだったが、表彰式を待つ控室で5秒加算ペナルティーが科されたことを聞かされ、ぶぜんとした表情でその場を立ち去っていた。

その後フェルスタッペンと元F1ドライバーである父親のヨス・フェルスタッペンは声高にF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)のF1競技委員を批判。フェルスタッペンは特に特定の1人について「間抜け」と呼ぶなどしていた。

■あらぬ誤解まで生んだフェルスタッペンの発言

フェルスタッペンが「間抜け」呼ばわりしたF1競技委員はオーストラリア出身のギャリー・コネリーのことだと考えられているが、このときのフェルスタッペンの発言が思わぬ波紋も呼ぶこととなった。

フェルスタッペンの母国であるオランダのメディアによれば、フェルスタッペンはコネリーのことを指して「mongool」と表現していたようだ。この「mongool」とはオランダで「間抜け」な人物を指して使われる言葉だという。

ところが、オランダ以外のメディアがうっかりこの「mongool」を「mongol」と書き間違えてしまったのだ。「mongol」はアジア中央部にあるモンゴルを指す語だが、実はこの「mongol」という語はかつてダウン症患者を指す言葉として使われていたことがあった。日本でも一定の年齢以上の方であれば、かつてダウン症が「蒙古(もうこ)症」と呼ばれていたことを覚えている人もいるだろう。

■誰かを傷つけるつもりはなかったとフェルスタッペン

ともあれ、この翻訳ミスによって、フェルスタッペンがまるでF1競技委員のことを「ダウン症」だと呼んでバカにしたものだと受け止められることとなり、ダウン症患者グループが怒りのコメントを発するという思わぬ事態にも発展してしまったというわけだ。

こうした状況に関し、フェルスタッペンは23日(月)に『Ziggo Sport Totaal(ジッホ・スポルト・トタール)』に対し、次のように語った。

「あれは興奮まっただ中のときに言われたことだし、もちろん僕は誰のことも傷つけるつもりはなかったよ」

■F1競技委員に対するコメントを取り消すつもりはない

一方、英語圏の記者たちには、フェルスタッペンは間違いなくF1競技委員のことを「間抜け」を意味する「idiot」という語を使って批判していた。だが、フェルスタッペンはこの発言に関しては取り消すつもりはないとオランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように主張した。

「もう僕は本当に怒ってはいないよ」

「僕はものすごくいいレースをしたし、今では優越感すら感じている。だけど、僕は競技委員のことを間抜けだと言ったし、それを取り消すつもりはないよ」

■間違っていることを批判するのはドライバーの義務

一部では今回のフェルスタッペンの行き過ぎたコメントがF1の品位を傷つけた可能性があるとしてFIAが審議対象とするのではないかとも報じられている。

だが、フェルスタッペンは自分がそうすることがふさわしいと思うことに対して批判することこそ自分の責任だと次のように続けた。

「あれはフェアじゃなかったよ。僕自身あるいはレッドブルは不服申し立てすることさえできないんだからね」

「そんなのはばかげているし、変えていくべきだよ」

そう語ったフェルスタッペンは次のように付け加えている。

「F1が何か大きな過ちを犯しているとしたら、それを示すのがドライバーとしての僕の義務なんだ。そして、あれ(アメリカGPでのペナルティー)は大きな間違いだった」

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