ホンダ「世界一のエンジン」になるには?

【決勝レポート】ハミルトンがタイトル獲得に大きく前進 マクラーレン・ホンダはポイント獲得ならず/F1アメリカGP

2017年10月23日(月)6:48 am

2017年F1第17戦アメリカGPが10月22日(日)、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(1周5.513km)で3日目を迎え、現地時間14時(日本時間23日午前4時)から行われた決勝でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが優勝した。今季9勝目、通算62勝目。

●【決勝結果】F1アメリカGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

■スタートでベッテルがハミルトンを攻略もすぐに再逆転

今週末一番の好天に恵まれたテキサス州オースティンでスタートされたレースはターン1で2番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がハミルトンをとらえてトップに浮上する。

だが、ベッテルのトップ走行は長くは続かなかった。6周目にハミルトンがベッテルをコース上で追い抜くと、徐々にギャップを開いていく。3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、4番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、5番手キミ・ライコネン(フェラーリ)と続く。

■16番手スタートのフェルスタッペンはすぐにトップ10に

規定数を超えるエンジン交換によるグリッド降格により16番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は着実に順位を上げ、レースが11周目を迎えるころにはライコネンに次ぐ6番手にまで順位を上げてくる。

8番グリッドからスタートしたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはポイント獲得権利があるトップ10圏内を走行。やはりエンジン交換によるグリッド降格で最後尾グリッドからスタートしたチームメートのバンドーンも14番手にまで順位を上げてきた。

■リカルドとアロンソにエンジントラブル発生

13周目に4番手を走行していたリカルドがピットに向かい、スーパーソフトタイヤに交換。15周目にはアロンソもピットインしソフトタイヤに交換を行う。

ところがその直後にリカルドのエンジンにトラブルが発生。リカルドはコース脇にクルマをとめ、ここでリタイアとなってしまう。その次の周に2番手を走行していたベッテルがピットに入り、ソフトタイヤに交換してコースに復帰する。この時点での順位は、ハミルトン、ボッタス、ライコネン、フェルスタッペン、ベッテルとなる。

その後、ボッタス、ハミルトン、ライコネンの順でタイヤ交換を行い、スーパーソフトタイヤでスタートしたフェルスタッペンが暫定トップの位置につく。この段階では2番手にハミルトン、3番手にベッテル、4番手にボッタス、5番手にライコネンが続く展開となる。

23周目にハミルトンがフェルスタッペンをコース上で追い抜いてトップに返り咲く。フェルスタッペンは25周目にピットに入り、ここでソフトタイヤに交換。

その直後にアロンソのクルマにトラブルが発生。ポイント獲得圏内を走行していたアロンソだが、力なくスロー走行しながらピットへ戻り、そこで無念のリタイアとなってしまう。

■フェラーリが終盤に2番手3番手に

レースが進み、34周目にはこのレースからルノーに移籍したカルロス・サインツがフォース・インディアのセルジオ・ペレスを追い抜いて7番手に浮上するパフォーマンスを見せる。ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がレース序盤にリタイアとなっていたルノーだが、サインツが移籍後初レースで存在感を強くアピールしてみせた。

レースが終盤に向かうと上位勢の順位争いも激しさを増してくる。38周目にフェルスタッペンが2回目のピットインを行いスーパーソフトタイヤに交換。39周目にはベッテルも同じスーパーソフトに交換する。この段階でのトップ5は、ハミルトン、ボッタス、ライコネン、ベッテル、フェルスタッペンという並びとなる。

42周目にライコネンがボッタスを追い抜いて2番手に浮上。そして51周目にはベッテルもボッタスを追い抜き、フェラーリ勢が2番手3番手を形成する。するとフェラーリはチームオーダーを発令し、52周目にランキング2番手のベッテルがライコネンの前に出る。

■ファイナルラップでフェルスタッペンがライコネンを攻略・・・しかし・・・

そしてその周にフェルスタッペンがコース上でボッタスをとらえて4番手に浮上。フェルスタッペンはその後3番手のライコネンに激しく迫っていく。そしてレースがファイナルラップに入ったとき、フェルスタッペンがライコネンを追い抜いて3番手に浮上。ハミルトン、ベッテル、フェルスタッペン、ライコネンの順でチェッカーフラッグを受けた。

ところが、レース後にフェルスタッペンがコースをはずれて順位を上げていたと判定され、5秒加算ペナルティーが科されてしまう。これによりライコネンの順位が繰り上がって3位に復帰。フェルスタッペンは4位でレースを終えることになった。

■ハミルトンがタイトルに大きく前進 メルセデスはチームタイトル確定

結局、スタートでベッテルに一時首位を明け渡したものの、その後抜き返してポール・トゥ・ウィンを達成したハミルトンが優勝を遂げ、2位でフィニッシュしたベッテルとのポイント差を66ポイントに拡大。今季のドライバーズタイトルをまた大きく手元にたぐり寄せた。

また、このレースで35ポイントを積み上げたメルセデスAMGがここアメリカで4年連続となるコンストラクターズタイトル獲得を決定している。

■決勝トップ10ドライバー(暫定)

優勝/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)
2位/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
3位/キミ・ライコネン(フェラーリ)
4位/マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
5位/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)
6位/エステバン・オコン(フォース・インディア)
7位/カルロス・サインツ(ルノー)
8位/セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
9位/フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
10位/ダニール・クビアト(トロロッソ)

昨年はここアメリカで2台そろってポイント獲得を達成していたマクラーレン・ホンダだが、今年はアロンソがリタイア、最後尾からスタートしたバンドーンは12位までばん回したものの、ポイント獲得はならなかった。

このレースでトロロッソからF1デビューを飾ったブレンドン・ハートレイはエンジン交換によるグリッド降格により19番グリッドからスタートし、13位でレースを終えている。

次戦F1第18戦メキシコGPは10月27日(金)の現地時間10時(日本時間28日0時)に開幕。決勝は10月29日(日)の現地時間13時(日本時間30日4時)にスタートする。

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