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【P2レポート】タイトルに王手のハミルトンが好発進 マクラーレン・ホンダが3強チームに続く/F1アメリカGP

2017年10月21日(土)6:08 am

2017年F1第17戦アメリカGPが10月20日(金)、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(1周5.513km)で開幕。現地時間14時(日本時間21日午前4時)から行われたフリー走行2回目でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップに立った。

●【タイム結果】F1アメリカGPフリー走行2回目、タイム差、周回数

午前中に行われたフリー走行1回目は雨の影響を受けたものの、このセッションは青空が広がり始める状態の中で開始され、各ドライバーは順調に走行プログラムを展開していく。

セッション序盤はここに持ち込まれたドライタイヤの中では硬めとなるソフトタイヤや中間に位置するスーパーソフトタイヤでの走行が中心となり、ここではスーパーソフトタイヤをはいたレッドブル勢が速さを見せ、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンの順で1-2体制を築く。各ドライバーが順調に周回を重ねる中、フェラーリのセバスチャン・ベッテルだけがなかなかコースに姿を見せない。

セッション開始から15分が経過したところでベッテルがソフトタイヤでの走行を開始する。ところがターン19への進入時にコントロールを失ったベッテルはスピンしながらグラベルへ突っ込んでしまう。なんとかグラベルを抜け出したベッテルだが、そのままピットに戻り、タイムを刻むことなく最初の走行プログラムを終えることになってしまった。

セッションが30分を経過したころから、一番軟らかいウルトラソフトタイヤでの予選シミュレーションが開始されていく。

まず、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが1分35秒596をマークしてトップに立つ。だが、そのあとでアタックを開始したハミルトンが一気に1分34秒668をマーク。ボッタスに1秒近い差をつける圧倒的な速さを見せる。

その後、フェルスタッペンが自己ベストを更新するが、ハミルトンにはコンマ4秒ほど届かない。ベッテルの予選シミュレーションはフェルスタッペンにも及ばず、ハミルトンとはコンマ5秒のギャップがついてしまう。

各ドライバーはその後ロングランプログラムに移行し、結局誰もハミルトンのタイムを更新することなくフリー走行2回目のセッションが終了時刻を迎えた。

ランキングトップのハミルトンに59ポイント差をつけられてがけっぷちに立たされているベッテルはセッション後半にトラブルを抱え、ガレージ内でかなり大がかりな作業が行われるという光景も展開された。

ここ数戦トラブルに泣かされているベッテルが不安な初日を送ったのに対し、今季のドライバーズタイトル獲得に王手をかけているハミルトンは非常に幸先のいいスタートを切ることができたと言えるだろう。

一方、フリー1ではトラブルを抱えてタイムを刻むことができなかったマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはこのフリー2では3強チームのドライバーに次ぐ7番手につける走りを見せた。だが、今季8基目となるエンジンを投入することで決勝では5グリッド降格となることが確定したストフェル・バンドーンは15番手でこのセッションを終えている。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG) 1:34.668
2番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:35.065
3番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:35.192
4番手/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG) 1:35.279
5番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:35.463
6番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:35.514
7番手/フェルナンド・アロンソ(マクラーレン) 1:36.304
8番手/フェリペ・マッサ(ウィリアムズ) 1:36.460
9番手/セルジオ・ペレス(フォース・インディア) 1:36.481
10番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:36.490

F1アメリカGPフリー走行3回目は、日本時間22日(日)午前1時から始まる。

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