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ボッタスに必要なのは「自分を信じること」

2017年10月16日(月)16:55 pm

元F1ドライバーのデビッド・クルサードがバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)を叱咤激励(しったげきれい)した。

2016年に初のF1タイトル獲得を決めたニコ・ロズベルグが突然の引退を発表したことで、急きょウィリアムズから引き抜かれる形で2017年からルイス・ハミルトンのチームメートとなったボッタス。

だが、ボッタスがハミルトンと互角に戦えると考えていた者は必ずしも多くはなかった。

ところが、シーズン序盤から予想以上の活躍を見せたボッタスは第4戦ロシアGPで初優勝を遂げると、第9戦オーストリアGPで2勝目を挙げるなど、一時は今季のタイトル獲得も夢ではない位置につけていた。

しかし、シーズンが後半に入ると、調子を上げてきたハミルトンとの差が開き始めてしまい、すでに72ポイント差という大きな差をつけられてしまっている。さらに、予選ではここまでの16戦では5勝11敗と、ハミルトンに大きく後れをとってしまっている。

そのボッタスの現状について、かつてマクラーレンやレッドブルで活躍したクルサードはフィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』に次のように語った。

「僕もマクラーレンでミカ(ハッキネン)とやっていたころに同じような困難な時期を経験したよ」

「バルテリは、とにかく懸命に頑張るしかないし、ルイスとの違いがどこにあるのかを見極めてそれを縮めることができると信じることが必要なんだ」

「バルテリは速いし、才能のあるドライバーだ。彼は寡黙で内気な人物だ。だが彼には自分のレースや自分をここまで導いてきたすべてのことを考え、自分自身を信じることが必要だよ」

現在はイギリスのテレビ局でF1解説者を務める46歳のクルサードはそう語ると、1998年と1999年に2年連続でF1チャンピオンとなったチームメートのハッキネンと戦っていた当時の自分とボッタスを重ね合わせるように、次のように付け加えた。

「同時に、我々も彼のチームメートが最高に速いドライバーだということも理解する必要があるよ」

ボッタスのチームメートであるハミルトンは、今季ミハエル・シューマッハが持っていたキャリア最多ポールポジション記録を塗り替え、現在通算71回で歴代トップに立っている。

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