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【WEC】トヨタ、雨と霧の中での予選アタック。2列目グリッドから明日の決勝レースへ/WEC富士6時間

2017年10月14日(土)18:25 pm

WEC第7戦富士6時間レースの公式予選が富士スピードウェイで行われ、雨と霧が徐々に増すという難コンディションの中、僅差の予選アタックが繰り広げられた。

●【車載動画】雨の富士スピードウェイを走行するトヨタ8号車のオンボード映像

TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDは、中嶋一貴とセバスチャン・ブエミがアタックした#8号車が2人の平均タイムがライバルの2台に僅か0.2秒及ばず3番手。小林可夢偉とホセ・マリア・ロペスの#7号車は4番手となり、明日の決勝レースは2列目グリッドからスタートを切ることとなった。

■TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
フリー走行3回目: 4番手 (1分36秒881) 28周
公式予選: 4番手 (平均1分36秒630)

■TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
フリー走行3回目: 1番手 (1分35秒414) 28周
公式予選: 3番手 (平均1分35秒355)

■天候悪化の予測で35分早まった予選

WEC(世界耐久選手権)富士6時間レースの公式予選は、天候悪化の予測で、予定を35分早めて午後2時25分から20分間にわたって行われた。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、僅差で3番手、4番手となり、残念ながら昨年のポールポジション獲得の再現はならなかった。

予選順位は、2人のドライバーがタイムアタックした平均値で決まる。TOYOTA GAZOO Racingは#7号車を小林可夢偉とホセ・マリア・ロペスが、#8号車は中嶋一貴とセバスチャン・ブエミがタイムアタックを担当した。

予定を35分早めて開始されたものの、予選が始まる寸前に雨が落ち始め、その後は霧が出て視界も悪化した。

条件が悪くなる中、TOYOTA GAZOO Racingは#8号車がまず中嶋の手でアタック、その後ブエミが引き継いでタイムアタックを行った。#8号車は、ポールポジション獲得も十分視野に入る好ペースだったが、中嶋のアタックラップ中後半で、他車に走行ラインを阻まれるハプニングがあり、期待したタイムには届かなかった。次のブエミのアタック時にも同様に走行ラインを阻まれることとなり、結局、二人のタイムは1分35秒355で、3番手グリッド。このタイムはポールポジションから0秒195遅れだった。

#7号車は、午前中の練習走行から雨のセッティングが決まらず、タイヤとのマッチングも上手く行かなかったこともあってペースが上がらず、小林とロペスの平均タイムは1分36秒630となり、ポールポジションから1秒以上離されての4番手グリッドであった。

TOYOTA GAZOO Racingは、この残念な予選結果から気持ちを切り替えて、明日の決勝レースで2台のTS050 HYBRIDは全力で首位争いへと挑む。特に#8号車の仕上がりは良く、富士スピードウェイにおけるWEC富士の5勝目を狙う。

■WEC第7戦 富士6時間 公式予選結果
順位 No. ドライバー名 チーム/車種 平均タイム
1 2号車 ティモ・ベルンハルト/アール・バンバー/ブレンドン・ハートレイ ポルシェLMPチーム/ポルシェ919ハイブリッド 1:35.160

2 1号車 ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ニック・タンディ ポルシェLMPチーム/ポルシェ919ハイブリッド 1:35.231

3 8号車 中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン TOYOTA GAZOO Racing/トヨタ TS050 HYBRID 1:35.355

4 7号車 小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス TOYOTA GAZOO Racing/トヨタ TS050 HYBRID 1:36.630

●【予選ハイライト映像】ポルシェ、トヨタの地元でポールポジションを獲得/WEC富士6時間耐久レース

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