2017 FIA 世界耐久選手権(WEC)第7戦『富士6時間耐久レース』の予選が14日(土)、悪天候のため30分繰り上げられて14時から行われた。
●【WEC】ブレンドン・ハートレイ「接戦の予選でPP獲得。タイトル争いで重要だ」/WEC富士6時間予選
予選でポールポジションを獲得したのは、ポルシェ2号車のアール・バンバー/ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー組だった。
■F1デビューでメディアが殺到
昨日、トロロッソからF1デビューが発表されたばかりのブレンドン・ハートレイがWEC富士の予選でポールポジションを獲得し、記者会見後にはメディアが殺到した。
「アメージングなチャンスだ。夢が叶ったよ。だけど今この瞬間はWECのチャンピオンシップに集中している」とハートレイは笑顔で応えた。
■3週連続、3カテゴリーでレース
ハートレイは3週連続、3カテゴリーの全く異なるレーシングカーでレースを戦うことになる。先週は米国『IMSA WeatherTech SportsCar Championship』シリーズの最終戦「プチ・ル・マン」で優勝、今週は日本で『WEC富士6時間耐久レース』でポールポジションを獲得しチャンピオンに王手、そして来週は再びアメリカに移動して夢にまで見たF1にデビューする。
「ああ、忙しい数週間だね。楽しむよ」
ル・マン24時間で優勝し、WECでもチャンピオン獲得はほぼ確定、そしてF1にデビューする今年のハートレイは、運を味方につけているようだ。
一方、同じレッドブルのサポートを受けておりトロロッソのドライバー候補の一人としてうわさのあったセバスチャン・ブエミ(8号車、TOYOTA GAZOO Racing)は、終始浮かない顔でインタビューに応えていた。