今年のル・マン24時間レース優勝者でもあるブレンドン・ハートレイ(ニュージーランド、27歳)が、トロロッソからF1アメリカGPに参戦することが発表された。近年では珍しい27歳でのF1レースデビューだ。
●27歳でF1デビュー!ハートレイ「決定に驚いた。F1デビューの夢は諦めなかった」
一方、ピエール・ガスリーはF1マレーシアGPでデビューし、F1日本GPも戦ったが、スーパーフォーミュラ最終戦の鈴鹿に参戦してチャンピオン獲得を狙う。
ハートレイとトロロッソの関係は、8年前にテストをした2009年にまでさかのぼる。そのテスト後、フォーミュラ・ルノー3.5、GP2シリーズ、スポーツカーなどで経験を積んできた。2010年にはレッドブル・ジュニアチームから解雇されている。その後、メルセデスからF1テストにも参加してきたが、F1レギュラードライバーとしてのチャンスはなかった。
2014年からFIA世界耐久選手権(WEC)に復帰したポルシェに加入し、LMP1クラスに参戦。2015年はマーク・ウェバー、ティモ・ベルンハルトとともにWEC年間王者に輝いている。さらに今年はル・マン24時間を制覇、現在シリーズランキング1位につけており、今週末はWEC第7戦『富士6時間耐久レース』に参戦している。
ハートレイは富士6時間耐久を終えると、翌週のF1アメリカGPへ参戦するためテキサス州のオースティンに向かうことになる。