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ベッテル「F1引退なんて考えたこともない」

2017年10月12日(木)11:35 am

フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、F1を引退することなどまだ考えたこともないと主張した。

2016年には、その年初めてF1ドライバーズタイトルを手中に収めたニコ・ロズベルグ(当時メルセデスAMG)が突然F1引退を発表して世間を驚かせたこともまだ記憶に新しいところだ。

『Playboy(プレイボーイ)』から、もしフェラーリで初めてF1タイトルを取り、通算5回目のチャンピオンに輝いたとしたら、ロズベルグと同じようにそこでF1を辞めようと思う可能性はあるかと質問されたベッテルは次のように答えた。

「そんなこと考えたこともなかったよ」

「それってものすごく大きな決断だし、なんとなく決めちゃうというようなものじゃないよね」

2010年から2013年までレッドブルで4年連続F1チャンピオンに輝いたベッテルだが、フェラーリでタイトルを取るということはレッドブル時代とはまた違う意味を持つものになるはずだとも考えているようだ。

「フェラーリ(のシート)に座ったことがある者なら誰だってすごくそれが特別のことだと感じると思う」

そう語ったベッテルは、もし今後フェラーリでタイトルを獲得できれば、それからまたほかのチームへ移籍するようなことが想像できるかと尋ねられると、次のように答えている。

「分からないよ。まだフェラーリでチャンピオンになったことはないからね」

ベッテルとフェラーリは2020年まで契約を延長したことが明らかとなっている。今季のタイトル獲得はかなり難しい状況になってきているベッテルだが、フェラーリに2007年のキミ・ライコネン(現フェラーリ)以来となるドライバーズタイトルを持ち帰るチャンスは少なくともあと3年は残されていることになる。

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