レッドブルのジュニアドライバーであり、今季は日本のスーパーフォーミュラに参戦中のピエール・ガスリーが来季トロロッソのフルタイムドライバーに登用されることはほぼ間違いなさそうだ。
現在スーパーフォーミュラでトップからわずか0.5ポイント差のランキング2番手につけているフランス人ドライバーのガスリーだが、先週末に開催された今季のF1第15戦マレーシアGPで不調のダニール・クビアトに代わってトロロッソでF1デビューを飾った。
マレーシアでも先輩ドライバーのカルロス・サインツとほぼ互角とも言えるパフォーマンスを示したガスリーは、今週末の第16戦日本GP(8日決勝)にも引き続き出走することになっている。
当初、スーパーフォーミュラの最終戦とF1第17戦アメリカGP(22日決勝)の日程が重なることから、そこではガスリーがスーパーフォーミュラに戻り、クビアトが再びステアリングを握ることになると考えられていた。
だが、実際のところ、アメリカGPでも引き続きガスリーが出走する可能性も残されている。そして、それ以降に行われる第18戦メキシコGP(29日決勝)、第19戦ブラジルGP(11月12日決勝)、最終戦のアブダビGP(11月26日決勝)でもガスリーがそのままトロロッソのコックピットに座り続ける可能性も高くなっているようだ。
レッドブルのドライバー育成責任者として知られるヘルムート・マルコは、次のように語った。
「ガスリーは間違いなく我々と一緒に今シーズンを終えることになるよ」
「彼は日本のスーパーフォーミュラでタイトルをとれる可能性もあるから、オースティン(アメリカGP)に関してはまだ確定はしていないがね」
そう述べたマルコだが、2018年にはガスリーがトロロッソのフルタイムドライバーになるのはほぼ確定的であることを示唆するように次のように語った。
「私は、来年は彼がトロロッソにいるだろうと予想しているよ」