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19年の歴史に幕を下ろしたF1マレーシアGP 将来的には復活の可能性も

2017年10月02日(月)18:54 pm

F1マレーシアGPが将来またF1カレンダーに戻ってくる可能性もありそうだ。

1999年にセパン・インターナショナル・サーキットで初開催されたマレーシアGPだが、19回目の開催となった今年を最後にF1カレンダーから姿を消すことになった。

アジアでは日本GPに次ぐ開催回数を誇っていたマレーシアGPが開催継続を断念したのは主に経済的理由によるものだ。

F1に高額な開催権料を支払う必要があるものの、F1開催による経済的利益がほとんどないというのがマレーシア側の言い分であり、セパン・サーキットの責任者は仮に新F1オーナーのリバティ・メディアが開催権料の支払いを免除したとしても2018年にF1を開催するつもりはなかったとまで語っている。

だが、マレーシアのナジブ・ラザク首相は、将来的に経済的な状況が変わってくれば、再びF1を開催する可能性もあると示唆し、地元の『Star(スター)』紙に次のように語った。

「我々の収益は減り続けてきていた。そのため、存続に向けての財政的魅力が失われてしまったのだ」

「我々は(開催契約を)見直し、終了することを決めた。だが、それは将来どこかの時点で再考することがあり得ないという意味ではない。我々にとって好ましい収益が得られるようになればね」

そう語ったラザク首相は、最後のF1開催となった先週末のセパンを訪れた際に「感傷的な気持ち」に襲われたことを認めつつ、次のように付け加えた。

「19年よく続けてこられたと感じている。そして我々はここで本を閉じ、ここでほかのレースに集中しようと決断したのだ」

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