カルロス・サインツ(トロロッソ)が2019年にレッドブルで走る可能性も残されていると報じられている。
■レッドブル支配下にあることは変わらないサインツ
レッドブル育成ドライバーとしてジュニアチームのトロロッソでF1キャリアをスタートさせたサインツだが、2018年にはルノーに移籍することが発表された。だが、これはあくまでもレンタル移籍という形であり、サインツがレッドブルの支配下にあるという状況が変わるわけではない。
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「カルロスはルノーで彼のキャリアを積み上げることになるが、これまで同様レッドブルファミリーの一員だよ」と語っており、サインツ自身も「僕に分かっているのは、来年はルノーに所属するということだけさ」と語り、自分のF1キャリアが今後どうなるかについては依然としてレッドブルの判断次第だと認めている。
ルノーF1チームを率いるマネジングディレクターのシリル・アビテブールも、レッドブルがサインツを完全移籍ではなく、レンタル移籍しか認めなかったということは、将来的にサインツを自分たちのチームに復帰させる可能性があることを示唆するものだろうと語ったと報じられている。
■2019年にレッドブル移籍も?
だが、サインツの母国スペインの『Marca(マルカ)』は、仮にサインツが今後レッドブルファミリーに戻ることがあるにしても、トロロッソへ復帰するという選択肢はないはずだと書いている。
『Marca(マルカ)』は、もし仮にサインツが2018年シーズン1年限りでルノーを離脱するようなことがあるとすれば、そのときはダニエル・リカルドもしくはマックス・フェルスタッペンのいずれかに代わってレッドブルのシートに座ることになるはずだと論じ、次のように付け加えている。
「レッドブルがそのオプションを行使できるのは2018年が終わるまでだ。そうでなければ、サインツとエナジー飲料会社(レッドブル)との関係は将来にわたって失われることになるだろう」